ソウルにある北村韓屋村は、朝鮮時代に上流階級が集まって住んでいた場 所で、中流層が集まって住んでいた鐘路と清渓川の上の村という意味で、村 という名前が付けられました。
朝鮮を建国した太祖の真影が祀られている慶基殿(キョンギジョン)をは じめ、地方教育機関の郷校(ヒャンギョ)、村全景が一望できる梧木台(オモク デ)など、韓屋の風情と周辺の景色の調和が美しく観光客に高い人気を誇りま す。さらに、茶道や韓紙づくりなどの伝統文化を体験できるプログラムも用 意され、韓屋と伝統文化体験の観光地として十分な魅力があります。
韓屋が軒を連ねる村ではありませんが、伝統韓屋を体験できる場所として は、江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)にある船橋荘(ソンギョジャン)が有名 です。船橋荘は朝鮮時代の上流階級である士大夫の家屋で、300年以上にわた り原型がよく保存され今も子孫が住んでいます。
アンチェ(女性の住居)、サランチェ(男性の居住(接待)空間)、ヘンランチェ( 家事使用人の住居)、ピョルダン(離れ)などの住居空間に加え、入口には人工池 と「活来亭(ファルレジョン)」というあずまやを備えています。