日本

柳宗悦没後50年・韓国文化院新庁舎オープン1周年 記念事業
「柳宗悦 朝鮮とその藝術」展

  

 駐日韓国大使館 韓国文化院では、新庁舎オープン1周年記念事業として、外国人として初めて韓国政府から文化勲章を叙勲された故柳宗悦の没後50年を記念する展覧会を、日本民藝館との共催で開催します。
展示会名の「朝鮮とその藝術」は、日本民藝館の創設者・柳宗悦が生前に著した、「朝鮮」に関する主要論文を集めた名著のタイトルで、この本からは時代に抗して民族固有の伝統文化を擁護した、当時の柳の熱い想いが今も読み取れます。
本展では、この記念すべき名著が刊行された1922年を起点として、1910年代から30年代における柳の仕事を、氏がこよなく愛した朝鮮時代の陶磁器をはじめ、木漆工品、金工品、石工品などの諸工芸品約70点や、自身のアルバム写真や雑誌『工藝』の挿絵から作成したパネル、自筆原稿や手控帖、出版物などによって紹介します。
柳にとって人生の方向性を決定づけるおおきな契機となった朝鮮の品々。そして何を観じ、何を想ったのか。柳の眼と心の軌跡を、日本民藝館の所蔵品から辿っていただければ幸いです。
なお、本展の関連催事として、日本民藝館では「朝鮮陶磁-柳宗悦没後50年記念展」が開催中ですので、併せてご覧下さい。

 ○ 日時:2010年6月9日(水)~ 6月19日(土)10:00~17:00 (日曜休館)
 ○ 場所:駐日韓国大使館 韓国文化院ギャラリーMI(1F)  ※入場無料

          〒160-0004東京都新宿区四谷4-4-10 TEL. 03-3357-5970
         アクセス ➡ 丸ノ内線「四谷三丁目」駅1番出口より徒歩3分
 ○ 主催:駐日韓国大使館 韓国文化院、(財)日本民藝館
 ○展示内容:朝鮮陶磁器および諸工芸品約70点、パネル、柳宗悦自筆原稿、手控帖、出版物など

 

      柳宗悦   華角張花鳥文箱 朝鮮時代 19世紀 11 X 27 X 19cm   柳宗悦 「朝鮮とその藝術」 1922年

 

*「朝鮮陶磁-柳宗悦没後50年記念展」
    日本民藝館 2010年4月1日(木)~6月27日(日)
    詳しくは日本民藝館ホームページ(www.mingeikan.or.jp)をご覧ください。