トランプ米大統領と電話会談する文在寅大統領=28日、青瓦台フェイスブック
[ユン・ソジョン、キム・ウニョン]
文在寅(ムンジェイン)大統領とトランプ米大統領は28日午後9時15分から1時間15分間、南北首脳会談の結果や米朝首脳会談の見通しなどについて電話で共有した。
青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が29日午前、記者会見で発表した。金報道官によれば、南北首脳会談で南北関係がより大きな発展を成し遂げたことに、トランプ米大統領は高く評価するという。
トランプ米大統領は、板門店宣言について「完全な非核化を通じた核のない韓半島の実現という目標を確認したことは南北のみならず全世界にとっても非常に嬉しいニュース」と評価した。南北が韓国戦争の終戦を年内に宣言することで合意したことについても共感を示した。
文大統領は、南北首脳会談に続く米朝首脳会談の開催について「トランプ米大統領の大胆な決断が大きく寄与したという意見で南北首脳が一致した」と述べ、「南北首脳会談の成功が米朝首脳会談の成功の土台となる」と強調した。
韓米の両首脳は、米朝首脳会談で完全な非核化の実現に向けた具体策に合意できるよう、韓米が緊密に協議を続けることにした。トランプ米大統領は「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を期待している。米朝首脳会談でも非常に良い成果があるだろう」と期待を示した。また、「文大統領からの電話はいつでも、最優先で出る」と述べ、韓国と緊密に連携していく考えを強調した。
米朝首脳会談の時期については、「南北首脳会談の成功の勢いを維持するため、できるだけ早期の開催が望ましい」との意見で一致。開催場所の候補地を2~3カ所に絞って協議した。
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