北朝鮮向け宣伝放送に使われる拡声器が5月1日から撤去される。写真は軍事境界線付近に設置されている拡声器
[キム・ヨンシン、イ・ギョンミ]
[写真=聨合ニュース]
南北首脳会談の「板門店宣言」を受け、初の後続措置として、韓国軍が北朝鮮向け宣伝放送のため使用していた拡声器を5月1日から撤去する。
国防部は30日、「(5月)1日から軍事境界線一帯に設置されている拡声器放送施設を撤去する」と発表した。
国防部は「拡声器の撤去は、軍事的信頼の構築に向け簡単にできる措置」とし、「板門店宣言に従って撤去を決めた」と説明した。
北朝鮮は5月5日から、標準時間を早めて韓国の標準時間と同一にする。写真はソウル時間(左)と平壌時間=27日、板門店・平和の家
北朝鮮も南北首脳会談の合意を履行する。北朝鮮は5月5日から、北朝鮮の標準時を韓国と同じにすると決めた。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、南北首脳会談当時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に平壌(ピョンヤン)標準時をソウルと同じくするとの立場を示した。北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、最高人民会議常任委員会が5月5日から平壌標準時をソウル標準時に変えることにしたと伝えた。
同通信は「金正恩同志は、北と南が一つになることは、他の抽象的な意味ではなく、違うものを一つに合わせていく過程と述べ、朝鮮半島に存在する二つの時間を統一することから行っていく決心を表明した」と背景について説明した。
北朝鮮労働党の労働新聞も30日、金委員長が文大統領に「北と南の時間から統一しよう」
と述べ、北朝鮮の標準時「
平壌時間」をソウル標準時に合わせると提案した内容を紹介した。
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