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文大統領、日ロ首脳と相次ぎ電話会談

2018.04.30
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安倍晋三首相と電話会談する文在寅大統領=29日、青瓦台



[キム・ウニョン]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、日本とロシアの首脳と相次いで電話会談を行い、南北首脳会談の結果を共有した。そして韓半島の非核化に向けたロードマップについて話し合った。

青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が記者会見で発表した。文大統領が「(南北首脳会談で)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に日本も北朝鮮との対話する用意がある。特に、歴史問題の解決を基盤とした日朝国交正常化を望んでいることを話した」と安倍首相に伝えた上で、「北朝鮮と日本の橋渡しをする」と約束した。

安倍首相から「韓半島の平和と繁栄,統一のための板門店宣言文」に非核化が盛り込まれたことを前向きな動きとして歓迎しつつ,北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動をとることを強く期待すると述べた。

文大統領は同日の午後、ロシアのプーチン大統領とも電話会談を行った。
文大統領は「ロシアの支持と声援があったから、南北首脳会談が成功した」とし、「今後からも引き続き緊密に連携していきたい」と述べた。

プーチン大統領は、南北首脳会談の成果について「(韓半島の)確固とした平和を構築するため強固な基盤になる」とし、「鉄道、ガス、電力などが韓半島を経てシベリアにつながれば、韓半島の安定と繁栄に寄与する」と述べ、南北とロシアによる協力事業につなげる必要性を強調した。

eykim86@korea.kr