経済

2015.04.17

「丈夫で健やかに育ってほしい」。子を持つ親なら誰でもそう願うだろう。

しかし、腸の消化機能が未熟な乳幼児は、頻繁にお腹をこわして下痢をし、真夜中に親に連れられて病院に行く。

子どもがしっかり食べ、健康で丈夫に成長できるようにしてくれる。そんなサプリメントはないものだろうか。

純粋な韓国の技術で1959年に開発されたイルトン(日東)製薬の「ビオビタ」は、そうした親の願いに応えてきた乳幼児用消化栄養整腸剤だ。

비오비타 초창기 모습. 지금과 달리 정제, 과립제 등 다양한 현태로 출시됐다.

発売当時の「ビオビタ」(上)。現在(下)とは違い、錠剤や顆粒剤など様々な形態があった



「ビオビタ」は、離乳食に移行する生後100日前後の幼児に服用させる経腸栄養剤で、活性消化菌が含まれており、子どもの成長に必要な栄養素の効果的な消化・吸収を助ける。消化不良による栄養障害や食欲不振の改善に効果的だ。また、ビタミンB・Cやカルシウムなど発育期に必要な各種ビタミンと無機質がバランスよく含まれており、幼児の栄養補給にも適している。

「ビオビタ」に使用される活性有胞子乳酸菌(ラクトバチルス・スポロゲネス 、Lactobacilus Sporogenes)は、自ら胞子を形成し、劣悪な環境の中にあっても破壊されることなく腸まで到達、よく繁殖するという特徴を持っている。

日東製薬の「ビオビタ」は、1969年に33.9%のシェアを確保し、これまで薬局販売用の止瀉薬市場を先導してきた。

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과립형 제제로 나오는 비오비타의 현재 모습. 이유식을 시작하는 백일 무렵부터 먹일 수 있는 아기의 장 영양제로 소비자들에게 사랑 받고 있다.

顆粒製剤の「ビオビタ」。離乳食に移行する生後100日前後の幼児に服用させる経腸栄養剤として消費者に支持されている


「ビオビタ」は海外でも販売されている。2004年からベトナムに輸出されており、「ビオ・ベイビー」の商品名で販売されている。他にも、台湾、香港、ミャンマー、カンボジア、フィリピン、ドミニカ共和国に輸出されている。

乳酸菌の原料も海外で認められている。日東製薬は、1999年から日本に活性有胞子性乳酸菌など3種の乳酸菌の原料(ラクトバチルス・スポロゲネス、バチルス・サブチリス、ストレプトコッカス・フェカリス)を輸出している。

日東製薬中央研究所は、自社で構築した乳酸菌ライブラリーを基に高機能性乳酸菌の開発に力を入れている。コレステロールを下げる乳酸菌や免疫を高める乳酸菌、ヘリコバクター・ピロリを滅菌する乳酸菌などに関する特許を相次いで取得した。これらの乳酸菌は、医薬品だけでなく健康機能食品などにも活用されている。最近では、韓国内外で4重コーティング乳酸菌剤の生産に関する特許を取得し、技術開発に取り組んでいる。 되고 있다. 최근에는 4중 코팅 유산균제 생산 관련 국내외 특허를 취득하며 기술력 개발에 집중하고 있다.

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일동제약은 비오비타 광고에 육아 관련 유익한 정보를 일간지 등에 연재하며 소비자들로부터 좋은 반응을 얻었다. 사진은 1960년대(위)와, 1980년대(아래) 비오비타 광고이미지

子育てに関する有益な情報が掲載された「ビオビタ」の1960年代(上)と1980年代(下)の広告。日刊紙などに連載され、消費者から好評を得てきた

경기도 평택시 포승의 일동제약 중앙연구소

京畿道平澤市浦升邑に立地する日東製薬中央研究所



コリアネット ユン・ソジョン記者
arete@korea.kr