旧正月まであとわずか。全国の国立博物館と古宮では様々なイベントが予定されており、訪問客は祝日の伝統と意味を感じつつ、楽しみに浸ることができる。

ソウル市龍山区の国立中央博物館をはじめとする全国の国立博物館では、2月18～22日に様々な文化公演や伝統遊び体験、映画上映などが予定されている。国立中央博物館では、19・20日に北青獅子舞の真髄が繰り広げられる。1500年の長い歴史を持つ北青獅子舞は、雑鬼を追い払い、家内と村の平安を祈願する咸鏡南道北青地方に古くから伝わる民俗遊びで、鮮やかな舞は現存する獅子舞の中でも最高といわれている。同博物館の広場で午後3時に開演する。観覧は無料。詳細は電話(02-2077-9000)またはホームページ(www.museum.go.kr)までお問い合わせください。



国立慶州博物館(gyeongju.museum.go.kr)では、サムル遊び公演や投壺、縄跳び、ユンノリ(韓国の双六)、チェギチャギ(羽根蹴り)、餅つき、トックク(韓国風雑煮)ふるまい、伝統茶ふるまい、ポン菓子体験など様々なイベントが用意されている。旧正月当日の19日は午後2時と4時に講堂で木彫りの操り人形公演が開かれ、21日は午後2時と4時に子ども国楽ミュージカル「ウマオイとバイオリン」が上演される。

国立光州博物館(gwangju.museum.go.kr)と国立全州博物館(jeonju.museum.go.kr)では連休期間中、ユンノリやチェギチャギ、縄跳び、フープ転がし、凧揚げ、餅つき、お札付けといった伝統遊び体験と子どもたちを対象としたアニメ上映会が連日予定されている。国立大邱博物館(daegu.museum.go.kr)では、板跳びや弓射ち、フープ転がしといった民俗遊び体験と、民謡やサムル遊びといった民俗公演が用意されている。





国立現代博物館でも旧正月のイベントが開かれる。18日午後6時30分からソウル館で開かれる「OH!～楽コンサート」では、伝統楽器を基にしたパンソリ「沈清歌」や創作曲などを鑑賞できる。京畿道果川館では20・21日午後2時から伝統芸術公演団「タル」による太平簫のシナウィ(即興演奏)公演とパング、風物遊びなどが開かれる。



ソウルの景福宮、徳寿宮、忠清南道牙山市の顕忠祠、京畿道驪州郡の英稜、忠清南道錦山郡の七百義塚でも、ユンノリや投壺など伝統民俗遊びを楽しめる。景福宮の咸和堂と緝敬堂では、暖かいオンドル(床暖房)部屋でお年寄りにお辞儀をして新年の挨拶をするイベントが18～20日に開かれる。19日の旧正月当日には全ての宮と稜、そして普段予約制で運営されている宗廟も全て無料で入場できる。

ソウル清渓川韓国観光公社1階の観光案内展示館では、ユンノリや投壺といった民俗遊びと、伝統韓服試着や福袋詰め、民画スタンプ押しなどのイベントが16～21日に開かれる。日程はホームページ(kto.visit.korea.or.kr)をご覧ください。

コリアネット　イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr