文化

2016.03.25

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景福宮の慶会楼が4月から10月までの7カ月間、一般に公開される。慶会楼は韓国で最も規模の大きい楼閣


景福宮(キョンボックン)の慶会楼(キョンフェル)が4月1日から10月31日までの7カ月間、一般に公開される。
慶会楼は韓国で最も規模の大きい楼閣。王の寝殿だった康寧殿(カンニョンジョン)の西側にある池の中に建てられた2階建ての木造楼閣である。朝鮮時代に外国からの使臣の接待、功臣のための宴会、干ばつの際に雨乞いをする祈雨祭(キウジェ)など国の行事が行われる場所として使われた。

慶会楼の楼閣に上がると、景福宮と景福宮周辺の美しい景観全体を見渡すことができる。東側には景福宮が一目に、西側には仁王山の四季折々の姿が眺められる。しかし、慶会楼は文化財保護の一環で普段は入ることができず、特別観覧期間のみ出入りが許可されている。

文化財庁は2010年から毎年7カ月間ずつ、1回に最大80人を対象に慶会楼の特別観覧を実施してきた。昨年からは観覧人数を100人(外国人20人含む)に拡大した。今回の特別観覧は事前予約制で運営されており、専門のガイドが同行する。1日の観覧回数は平日3回(10時・14時・16時)、週末4回(10時・11時・14時・16時)。韓国人は景福宮のホームページ(www.royalpalace.go.kr、1人当たり最大10人まで予約可能)、外国人は電話(+82-2-3700-3904、3905)で観覧希望日の6日前から前日まで予約することができる。

コリアネット イ・ハナ記者
翻訳:イ・ジンヒョン
写真:文化財庁
hlee10@korea.kr

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専門ガイドの案内で約40分間行われる景福宮・慶会楼の特別観覧は事前予約制で運営される