文化

2017.06.20

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7月封切りの映画「軍艦島」の製作発表会に出席した(左から)ファン・ジョンミン、キム・スアン、リュ・スンワン監督、ソ・ジソブ、イ・ジョンヒョン、ソン・ジュンギ=15日、ソウル国立中央博物館



[イ・ハナ、キム・ヨンア] 
[写真=CJエンターテインメント]

韓国映画「軍艦島」の製作発表会が15日、韓国ソウルの国立中央博物館で開かれた。

「軍艦島」は日帝強占期(日本による植民地時代、1910~1945)、日本の軍艦島(端島、長崎市)に強制徴用されて苦労した朝鮮人の話を描いている。

韓国のつらい歴史を描いた「軍艦島」の製作発表会が国立中央博物館で行われたことは異例とも言える。配給会社のCJエンターテインメントは「(歴史と)文化遺産の意味を考えて、軍艦島に強制徴用された朝鮮人の話と映画のメッセージを確実に伝えるために国立中央博物館で行うことにした」と述べた。

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映画「軍艦島」は日帝強占期(日本による植民地時代)、日本の軍艦島(端島)に強制徴用された朝鮮人の話を描く。



製作発表会にはリュ・スンワン監督、俳優のファン・ジョンミン、ソ・ジソブ、イ・ジョンヒョン、ソン・ジュンギ、キム・スアン(子役)が出席した。

リュ監督は、「2015年、軍艦島の航空写真を見たことがある。その島に朝鮮人がいたという話を聞いてから気になり、映画を作ることになった」とし、「映画は人間と戦争について話す。また戦争が人間をどれくらい怪物にするかについて語っている」と付け加えた。

「軍艦島」は日本の長崎県から南西に18km離れた軍艦島(端島)に強制徴用された朝鮮人が命がけで島を脱出しようとする姿を描いた。

リュ監督は、「この作品は1944年の春から1945年の夏までが背景」とし、「当時日本が国民総動員令を出して、朝鮮人が強制徴用された歴史は事実だ。時代的背景や空間的な設定は最大限事実に近づけて描写しようとした」と説明した。

ファン・ジョンミンは、「撮影を全部終えて軍艦島の「地獄階段」で200人が超えるスタッフが互いに拍手を送った。事故なくうまく撮影できたのは監督が正確な考えを持っていたからだ」とリュ監督に拍手を送った。ソン・ジュンギは「(光復軍の役が)負担だった。事実を基盤とした作品なので圧迫感も大きかった」とし、「俳優として、韓国の国民として意味ある作品をしたと思う」と語った。

「軍艦島」は7月の末に封切りされる。

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映画「軍艦島」は日本の長崎県から南西に18km離れた軍艦島(端島)に強制徴用された朝鮮人が各人の方式で生存していく過程を描いた。



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独立軍の役を演じたソン・ジュンギ


kimya124@korea.kr