文化

2017.07.27

他の言語で読む
미국의 그래픽 노블 작가 크레이크 톰슨이 지난 23일 경기도 부천의 한국만화박물관에서 인터뷰를 갖고 있다. 김영신

米国のグラフィックノベル作家クレイグ・トンプソン=23日、富川韓国漫画博物館、キム・ヨンシン撮影



[富川=キム・ヨンシン、キム・ウニョン]

「青年」をテーマにした「第20回富川国際漫画祝祭」が19日から23日まで開かれた。最も注目を集めたのは、米国のグラフィックノベル作家であるクレイグ・トンプソン(Craig Thompson)氏だった。 彼は国内外の作家26人の青年時代の練習作品・珍しい原稿を展示する「青年、光る」に招待された。

彼は青年を「情熱」と「純粋」と定義した。学費が払えなくて学校を自主退学した。新聞配達、グラフィックデザイナーなどの多様な職業を転々としながら、その合間に漫画を描いた彼は結局漫画家として成功した。
彼の作品「ブランケット」は2003 年 米週刊誌「タイム」が選定した「最高の漫画」に選ばれた。また、漫画界のアカデミー賞」と呼ばれる「ハーベイ賞」と 「アイズナー賞」などを受賞。2012年韓国で出版された「ブランケット」は1万部以上が売り、今までも多くの人々に読まれている。

彼が来韓して自分の作品と人生の価値観や青年に対する希望のメッセージを伝えた。

- あなたの青年時代?

20代、青春はアーティストとしては大変だったが、本気で作業に夢中になれる純粋で熱情的な時期だった。40代になってからは、金銭・事業など現実的な問題で当時の純粋さと熱情は消えた。だからこそ、20代はとても大切な思い出だ。

若い頃には、仕事が終わって時間ができたら漫画を描いた。しかし、今は漫画家になったので、暇な時に漫画意外のことがやりたくなった。

- あなたが経験したいじめや厳しい訓育での葛藤に対して韓国の青少年も共感できると思う。それを全部乗り越えた人生の先輩として伝えたい言葉は?

青少年時代には、学校という場所は制限されていて孤立しやすい。この場所にいると自分が変に見えるときも、いじめられるときもある。しかし、この場所は世界の全てではない。

学校や町から抜け出し、もっと広い世界に行くと、自分を好きになってくれる人や自分と似ている人が探せる。このことは忘れないでほしい。

- 作品「Habibi」はイスラム文化を背景にした作品だ。描いた契機は?

9・11テロが契機となった。当時、反イスラム的な考えが米国に広がっていて、私にはムスリムのお友達がいなかった。私はイスラム教をもっと理解するために勉強した。クルアーンも初めて読んだ。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は相違点より共通点が多いことに気づき、その点を作品に盛り込んだ。

また、水不足、汚染、干ばつなど、水問題が人間の体や精神にどのような影響を与えているかとのことも「Habibi」に盛り込んだ。

- 次回作の計画は?

次回作は中国の山水画からインスピレーションを受けた。土と農業問題を扱う予定。現在、米国での農業は危機にさらされている。家族単位ではなく企業による農業となり、遺伝子組み換え・過度な農薬使用で汚染が進行している。このような環境の循環問題を扱う作品を計画している。

크레이그 톰슨의 대표작 ‘담요(2003)’와 ‘하비비(2011).’ 한국에는 각각 2012년과 2013년에 소개됐다. 미메시스

クレイグ・トンプソンの代表作「ブランケット(2003)」と「Habibi(2011)」。韓国ではそれぞれ2012年と2013年に紹介された=ミメシス



blanket.jpg


habibi 1.jpg

米国のグラフィックノベル作家クレイグ・トンプソンの代表作「ブランケット(上)」と「Habibi」の一シーン=ミメシス



eykim86@korea.kr