文化

2019.03.13

權正順・民画作家が描いた「カササギ(と)トラ」。韓国で、カササギは吉鳥、トラは悪いことから守ってくれる存在とされる=海外文化弘報院

權正順・民画作家が描いた「カササギ(と)トラ」。韓国で、カササギは吉鳥、トラは悪いことから守ってくれる存在とされる=海外文化弘報院



[カン・ガヒ、キム・ウニョン]

朝鮮時代から伝承されてきた庶民の実用的な民族絵画(以下、民画)の展示会が4月から、英国・日本・米国・アルゼンチンで開かれる。

文化体育観光部の海外文化弘報院は13日、啓明(ケミョン)大学韓国民画研究所と協力して、ロンドン(4月4日~5月18日)・大阪(7月)・ワシントン(10月4~25日)・アルゼンチン(11~12月)にある駐外韓国文化院で民画の展示会を開くと明らかにした。

同展示会は、駐外韓国文化院の展示プログラムと韓国文化を広報するために企画された。民画作家21人が描いた作品40点が展示される。特に、民画作家がその場で、民画を描くパフォーマンスも用意されている。

海外文化弘報院の金泰勳(キム・テフン)院長は、民画について「韓国人の心と韓国伝統の美を、独特なユーモアと風刺的表現を用いた大切な文化遺産であり、強烈な構成と色彩が特徴だ」と説明した。

また、「これからも韓国文化を素材にした特徴のある作品を発掘し、駐外韓国文化院を訪問した外国人に広く伝えられるように方策を拡大していく」と述べた。

kgh89@korea.kr