文化

2019.03.21

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ユルトで話し合うトルクメニスタンの女性ら

ユルトで話し合うトルクメニスタンの女性ら



[イ・ギョンミ]r
[写真=国際交流財団]

中央アジアで最も重要な名節と言える「ノウルーズ(Nowruz)」が体験できるイベントが開かれる。

韓国国際交流財団(KF)は20日から約5週間にわたって、中央アジア5カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)の文化を紹介する「中央アジア春祭りーノウルーズinソウル」を開く。

今回の行事は、韓国において外交重点戦略地域であるにも関わらず、まだ韓国で広く知られていない国家を紹介する「KF世界文化ブリッジ」プログラムの一環。これまで中央アジア5カ国に関連するイベントは多く開かれてきたが、文化分野のイベントはあまりなかったという指摘を受け、「韓・中央アジア協力フォーラム」が推進して開催されることになった。「韓・中央アジア協力フォーラム」は、中央アジア5カ国の包括的協力関係を構築するため2007年に発足した協議体である。

写真作家ソン・ナムフン氏の作品「食事の後、神様に感謝するウズベキスタン家族」

写真作家ソン・ナムフン氏の作品「食事の後、神様に感謝するウズベキスタン家族」



「ノウルーズ、中央アジアの春」というタイトルで開かれる展示会では、カザフスタンとキルギスの移動式住居「ユルト」やタジキスタンの伝統衣装など中央アジア5カ国の生活に関する作品が展示される。また、ユルトの制作体験、中央アジアの歴史と文化をテーマにしたドキュメンタリーや映画の上映、伝統音楽・舞踊公演などが行われる。この他にも、清渓川(チョンゲチョン)広場でお祭りが開かれ、各国の食べ物や伝統的な遊びを楽しむことができる。すべて無料。

カザフスタン、キルギス、イラクなどイラン暦を使う国では3月21日が元日で、約2週間にわたって様々な行事を行う。

国によってナウルーズ、ネヴルーズ、ナイルーズなどとも呼ばれるこの日は、ペルシア語で「新しい日」を意味する。韓国のソルナルと同じような名節で、家族が集まって新年の挨拶を交わし、シュマラクという麦芽を原料とした伝統料理を町の人々が一緒に作って食べる。

ノウルーズは2009年にユネスコの無形文化遺産に登録された。また、国連総会は2010年2月に3月21日を「ノウルーズ国際デー」として正式に承認した。

km137426@korea.kr