これを受け、ポン監督とソンさんは23日に来日し、記者会見と舞台挨拶に出席した。
23日、東京都千代田区の日本記者クラブで開かれた記者会見には、200人あまりの報道陣が詰めかけた。
ポン監督は、「パラサイトを見てくださった日本の観客に感謝を伝えたい」とし、「韓国だけでなく、フランス・ドイツ・米国・日本など、どの国の観客も熱く反応してくれたことが何よりうれしい」と語った。
ソンさんは、2000年代初頭は多くの韓国映画が日本に紹介されるなど、両国の文化交流が盛んだったことに触れ、「近年は、その交流が薄くなってしまった」と指摘。その上で、「パラサイトを見て共感したように、これをきっかけに互いの文化に対する関心と声援が高まるよう願う」と述べた。
24日には、東京TOHOシネマズ六本木ヒルズで、約500人の観客が集まる中、舞台挨拶が行われた。ここでソンさんは、「言葉が違っても、お互い共感できるのが映画の力」とし、「観客の皆さんがそれを実際に証明してくださり、感動を受けた」と語った。
また、この日には、韓国語に堪能な俳優の草なぎ剛が駆けつけ、花束を二人に渡した。草なぎさんは、韓国語でお祝いのメッセージを送った。