名誉記者団

2018.03.22

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[ソウル=登久美子(日本)]
[写真=登久美子]

数年前、2回目の韓国旅行の時に初めてタッカンマリを食べて、その鶏のうま味が詰まった美味しさにはまりました。それ以来、冬に韓国を訪れると必ずと言って良いほど食べています。

今回もタッカンマリを食べに鍾路3街にある敦化門(トナムン)タッカンマリに行きました。

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予約をした時間に訪れたとき、もう既にお鍋と薬味はテーブルにありました。美味しそうな湯気たっぷりでお腹が鳴ります。もうちょっと煮込んだ方がいいでしょうか。薬味にはニラとネギがたっぷりとお皿に載っています。
鶏が煮えるまでの間、カクテキが止まらなくなりました。白菜キムチやカクテキは辛さ控えめで魚介出汁がしっかり効いていてこれもまた美味しい。

時々お店のお母さんがテーブルを回ってきてお鍋をかき混ぜてくれます。とても情の深いお母さんで、かき混ぜるときに「もうちょっと待って」「(カクテキを)もっと食べる?」など声をかけてくれます。その一言がとても温かくて、自分の家にいるかのような安心感がありました。一つの鍋を囲んで料理の話、他愛ない世間話ができるって本当楽しい。

今回は座敷の席でしたが、お店にはテーブル席もあり、テーブル席は満席でした。

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そして私が大変興味を持ったのがこちら。カセットコンロがないんです!テーブルにIHがあるのでしょうか。

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鶏肉やお餅を取り皿にとってニラと一緒にいただきます。つけ汁も薄めの酢醤油のようなさっぱりした飽きの来ない味わい。

ぶつ切りにされた鶏肉にかじりつきます。鶏肉は中まで火が通っていて、とにかく柔らかい。よく煮込まれているので軟骨もほどよいコリコリした歯ごたえ、鶏肉の体積はあっという間に小さくなっていきます。そして生のニラのシャキシャキ感とほんのりした青臭さが良いアクセントとなり、鶏肉の美味しさを引き立たせます。鶏肉を酢醤油につけて、食べて、ニラをつけて、また食べて。繰り返していると周りの仲間との会話も少なくなってしまうほど、鶏肉に夢中になってしまいました。普段汗をあまりかかない私も、気がつくと汗ばむほど体が温かくなります。

医食同源と言う言葉がありますが、韓国の方はこうして寒い冬を乗り切って、そして栄養バランスの取れた食事で病気も寄せ付けなかったのかと思うと、食の大切さをタッカンマリに教えてもらった気がしました。

そしてシメは麺。麺は沖縄そばに似ていて、平打ちの白い麺でした。

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こちらはメニューです。タッカンマリは二人前からとなっていますが、一人前のパンマリもできるそうです。一人でも来られるのがありがたい。

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トナムンタッカンマリ、お店は清潔感がありとてもきれい、そして何にしても美味しいので鍾路3街近辺で夕ご飯を食べるならおすすめです。

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この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr