名誉記者団

2018.09.10

他の言語で読む
  • 한국어
  • English
  • 日本語
  • 中文
  • العربية
  • Español
  • Français
  • Deutsch
  • Pусский
  • Tiếng Việt
  • Indonesian
ハン・スンヨンさん

ハン・スンヨンさん


[大阪=和田崇(日本) ]
[写真=和田崇]

日本でも人気を博したガールズグループ「KARA」の元メンバーで、現在は女優、歌手として多彩な活動を続けるハン・スンヨンさん(30)。日本でも写真集やソロアルバムを発表するなど活動の幅を広げ、流ちょうな日本語も生かして日本と韓国をつないでいる。そんなスンヨンさんが8月11、12両日に大阪で開かれた「2018 日韓ぐるタメフェスin大阪」のため来日し、コリアネット名誉記者団のインタビューに応じた。

「日韓ぐるタメフェス」はタイトルの通り、韓国のグルメ、エンターテインメント、トラベルが同時に楽しめるイベントで、大阪では初開催となった。江原道(カンウォンド)のチーズタッカルビや済州島(チェジュド)のアワビ飯といった人気料理のクッキングショーのほか、ハン・スンヨンさんやKポップ・グループのB.A.P、TEENTOPらが登場。韓国各地の観光ブースや、工芸職人が伝統文化を紹介する体験イベントも人気で、共催した韓国観光公社大阪支社によると来場者は2日間で2万4000人超に達した。ハン・スンヨンさんもクッキングショーで全羅道のビビンバを試作し、ファンミーティングでは自らが作詞した新曲を披露するなど日韓の架け橋役を務めた。

―日本での活動が8周年を迎えた。
初めて来日した時は、ここまで日本と韓国を往復して活動が続けられるとは思っていませんでした。撮影などで何度か訪れるだけで終わるのかなと思っていただけに、自分はとても幸せだなと感じています。

―現在の活動は。
今は韓国で主に女優として仕事を続けています。すでに今年だけで二つの作品(ドラマ)に出演していますし、合間にはアルバムの製作にも取り組んでいます。

―女優と歌手の両立は。
互いのシナジー(相乗効果)と言えばいいのでしょうか。お芝居をしているときはステージに立つことがストレス解消になりますし、ステージ活動が多い時には、逆にお芝居の練習でリラックスできます。交互に活動することでいい効果を生んでいると思います。

―7月24日に30歳。新たな挑戦は。
今、韓国で新しいドラマの撮影が始まったばかりです。目指すのは、視聴者の皆さんに楽しんでいただける女優になりたい、ということ。そして人として、人間らしい生活を求めていきたいことでしょうか。アイドルとしての生活は、どこか人間らしさに欠けたものでしたから。日常では「香り」にはまっています。アロマテラピーや香水も大好きですし、疲れた時に好みの香りをかぐだけでとてもリラックスできます。

インタビューに答えるハン・スンヨンさん

インタビューに答えるハン・スンヨンさん



―日本での芸能活動で感じることは。
日本のファンの方々の多くは、最初に歌手としての私を見てくれた人たちです。ですから、日本向けのアルバムの中に韓国語の曲を入れたりして、少しでも韓国の文化に触れてほしいと考えています。冷たくなったり温かくなったり、韓国と日本の関係って難しいところもあります。その中の自分がやれることは、日本には韓国の情熱的なところを伝える一方で、韓国でも日本語の曲を歌ったりして日本文化を少しでも広めることだと思っています。私の歌やパフォーマンスが、韓日交流に少しでも役立つなら光栄です。

―最近は韓国でデビューを希望する日本の若者が増えている。
韓国のエンターテインメントはとても専門的で、クオリティー(質)の高まりとともに単に可愛い、格好いいといったビジュアルだけではなく、歌やダンスの実力が求められています。彼らには長い時間重ねた練習の成果を、一瞬のステージにかける自信があふれている。私もファンの皆さんがお金と時間をかけてステージを観に来てくれる以上、半端なものは見せられない気持ちでやってきました。私の時との違いは、日本やアジアのみならず、アラブ、欧州、米国と世界に飛び出していること。すごく広い世界を体験している後輩たちをうらやましく感じます。

―堪能な日本語に驚いた。
中学、高校の時から日本のアニメやドラマが大好きで、たくさん見ていました。当時はこうして日本を訪れるとは夢にも思いませんでしたが、日本でのデビュー時に何となく日本語が聞き取れたことはとてもラッキーでした。芸能活動の合間に勉強もしましたが、一番の先生は通訳さん。一緒に話すことでいろいろと教えていただきました。

―韓国でのお勧めスポットは。
実は「韓国」ぽいところには、あまり韓国人は行かないんです。人気なのはモダンな場所ばかりで、その意味であまり日本と変わりません。だからこそ、ソウルを訪れる方にお勧めしたいのは仁寺洞(インサドン)や北村(プクチョン)といった韓国らしい場所でしょうか。おいしい韓国料理店もいっぱいありますし、昔ながらの韓国を感じながらショッピングやカフェを楽しむことができますよ。

「2018 日韓ぐるタメフェスin大阪」の開幕式であいさつするハン・スンヨンさん

「2018 日韓ぐるタメフェスin大阪」の開幕式であいさつするハン・スンヨンさん



この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr