ひと

2015.03.18

황정수 무주군수가 자신의 고향이기도 한 무주군에 대해 설명하고 있다.

黄正秀茂朱郡守が自分の故郷でもある茂朱について説明している



黄正秀(ファン・ジョンス)茂朱(ムジュ)郡守は、茂朱九千洞(クチョンドン)、テコンドー院、そして茂朱邑内とも呼ばれる内島里(ネドリ)一帯が茂朱の「三位一体」と話す。

徳裕山に沿って谷の絶景が広がる九千洞33景、スキー場とゴルフ場を備えた茂朱徳裕山(トギュサン)リゾートがある茂朱九千洞、全世界のテコンドー愛好家の聖地とされているテコンドー院、そして様々な郷土料理を味わい、輝く錦江(クムガン)の水の流れを楽しむことができる内島里一帯には、茂朱の6つの邑と面すべてが含まれている。

黄郡守は、「内島里一帯を観光資源化するとウォータースポーツを楽しむことができ、現在実施中の茂朱山林生態造成事業、生態関連の体験観光などが実現すれば、三位一体が完全なものになる。茂朱でおいしいものを食べ、ゆっくりと休み、観光スポットをめぐるには1週間はかかるだろう」と述べた。

황정수 무주군수는 외국인 관광객들이 꼭 가봐야 할 곳으로 태권도원을 추천한다.

黄正秀茂朱郡守は、外国人観光客の必ず行くべき場所としてテコンドー院を勧める



茂朱で生まれ育った黄郡守は、「ここ(茂朱郡庁)から約6キロ離れた場所は、子どもの頃に友達と真冬に凍った川に穴を空け、銛で魚を獲って食べたり、若い頃に川で獲った魚を川辺に座ってマッコリと一緒に食べたりした、良い思い出が残っている場所だ。華やかなものではなく、川猟(川で魚や貝を捕ること)のようなものが良い観光商品になれると考えている」としたうえで、「伝統的な茂朱固有の文化を復活させることは、それが食品であれ、遊びであれ、継続されなければならない」と強調した。

무주군수 사무실에는 태권도원 캐릭터들이 한 가운데 자리를 잡고 있다. 황 군수는 인터뷰 내내 태권도에 대한 애정을 쏟아냈다.

茂朱郡守のオフィスには、テコンドー院のキャラクターが真ん中に飾られている。黄郡守は、インタビュー中ずっとテコンドーへの愛情を示した



黄正秀茂朱郡守に、故郷・茂朱について聞いた。

-茂朱は忠清道(チュンチョンド)・慶尚道(キョンサンド)につながる四通八達の地理的利点のほか、徳裕山(トギュサン)国立公園など観光資源にも恵まれています。このような特長を活かした発展戦略は?

茂朱郡では、テコンドー院と茂朱九千洞に所在する茂朱徳裕山リゾートを活用して「プマシ(助け合い)観光マーケティング」を展開する考えです。

テコンドー院と茂朱徳裕山リゾートが主導し、茂朱が支援する形の「プマシ観光マーケティング」は、それぞれの機関が自らの役割を果たしながら、足りない部分については互いに助け合って補完し、多様な見どころと体験を提供するというものです。

-テコンドー院、茂朱徳裕山リゾート、そして1997年冬季ユニバーシアードの開催など、スポーツにおいて中心的な役割を果たしています。もっと多くの大会や観光客を誘致するための努力とは。

茂朱では、全国単位の生活体育大会、国際的な規模のテコンドー大会のほか、「ツール・ド・コリア」「グランフォンド」など国際的な自転車大会を持続的に開催しています。茂朱の多様なスポーツ関連施設や大会開催のノウハウをもとに、多くの大会を開催しています。

今年は「2015世界幼少年テコンドー大会」が開かれる予定で、現在、2017年に開催予定の世界テコンドー大会の招致に向けて全力を尽くしています。

-海外資本の誘致や外国との協力強化に向けて茂朱の魅力を紹介してください。

茂朱にはテコンドー院、茂朱徳裕山リゾートなど、宿泊施設、休養、スポーツはもちろんのこと、国際会議も可能な施設が揃っています。つまり、マイス(MICE)観光地として最適の条件を備えています。このほか、テコンドー院への民間投資にも是非関心をお寄せいただければと思います。

-茂朱郡は2016年の今年の観光都市に選ばれました。観光都市としての茂朱は?

観光都市として、茂朱は完璧な地理的特徴と魅力的で多様な観光インフラを備えた町です。

2万人が同時に利用できる茂朱徳裕山リゾート、1万人余りが同時にキャンプを楽しめるキャンプ場、そしてパンディ(ホタル)ランド、テコンドー院に至るまで、観光・宿泊の名所が揃っています。

茂朱郡はこれらをもとに、今年からテコンドーと結び付けた観光商品や高品格観光コースの開発に取り組んでいます。

청정자연의 고장 무주군청의 모습

クリーンな町、茂朱の郡庁



-茂朱の発展に向けて、最も重点を置いている観光•文化産業は?

テコンドー院は、今後、テコンドー関連の教育や研究、人的交流、観光、文化産業のハブになるでしょう。それを踏まえると、2016年以降、茂朱を訪れる人は年間200万人を超えると予想されます。茂朱にお越しの多くの方々に満足していただくため、地域全体を観光ベルト化し、滞在型の総合観光地として観光と地域経済の活性化を図っていく計画です。

-初めて訪れる人、特に外国人が茂朱を満喫できる場所と、茂朱に来たらぜひ食べてみるべき料理または特産品は?

テコンドー院です。テコンドーの歴史からバーチャール体験に至るまで、多彩な経験ができます。なかでも、テコンドー博物館は、テコンドーのすべてを網羅しています。

茂朱の食べ物としては、キノコと山菜を主な材料とする山菜料理がおすすめで、山葡萄ワイン、クルミ、オニノヤガラ、リンゴなどが茂朱を代表する特産物です。

-茂朱を訪問したいと思っている外国人観光客に言いたいことは?

自然環境のバロメータとされる昆虫、ホタルが生息するクリーンな環境と、人情あふれるテコンドーの町が茂朱です。外国人観光客の不便を最大限解消するため、茂朱郡観光案内所では、外国語の解説サービスも提供しています。どこに行っても、何を見ても、誰に会っても幸せな気持ちになる茂朱にぜひお越しください。

記事・写真:コリアネット チョン・ハン記者
hanjeon@korea.kr