第43回ロンドン・ブックフェアが、「心を開く本、未来を開く扉(Books opening the mind、Doors opening the future)」のテーマで8日に幕を開けた。61の国の出版社約1500社と114の国の出版関係者2万5千人が参加するなか、韓国は主賓国(マーケット・フォーカス)として参加した。
両国の関係者らは、同ブックフェアの主賓国イベントの一環として開催されている「韓国印刷活字文化展(The Art of Printing)」と韓国人作家10人の代表図書の展示を観覧した。「韓国印刷活字文化展」には、無垢浄光大陀羅尼経といった金属活字や木活字、ひさご活字など韓国の印刷文化と活字の変遷史を観察できる約50種の活字本が展示されている。この展示は、2カ月間にわたって開かれる。
続いて、ユ文化体育観光相は英国の「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル(City of London Festival)」のポール・ガジン(Paul Gudgin)総監督と会談し、ロンドン中心部のザ・シティで6月22日~7月17日に催される韓国文化芸術フェスティバルの成功に向けて協力を要請した。クラシック音楽の祭典である今年の「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル」のテーマは「ソウル(Seoul in the City)」。韓国のクラシック音楽だけでなく、演劇や国楽、舞踊、伝統武芸、Bボーイ公演など多様な文化芸術を紹介するプログラムが予定されている。
ファン・ソンミさんは、ロンドン・ブックフェアの3月9日の「本日の作家」に選ばれた。「本日の作家」は、3日間の開催期間中、一日に一人の作家だけが選ばれる。特に、ファンさんの『庭を出ためんどり(The hen who dreamed she could fly)』は、3月30日に英国の大手書店「フォイルズ(Foyles)」のロンドン・ウォータールー店の総合ベストセラーランキングで1位にランクされた。6日には、別の大手書店「ウォーターストーンズ(Waterstones)」のトラファルガー広場店で、イ・ジョンミョンさんの『星をかすめる風(The Investigation)』が小説部門のベストセラーに選ばれた。