政策

2014.04.18

韓国、中国、モンゴル、ロシアが、著作権情報を共有し、連携を強化することで合意した。14・15日の両日にわたってソウルで開かれたワークショップで、各国の著作権政策担当者や学界の専門家らは、著作権分野の発展現況と連携策について協議した。今回のワークショップは、文化体育観光省、世界知的所有権機関(WIPO)、韓国著作権委員会が共同で主催した。文体省は2006年から毎年、世界知的所有権機関とともに近隣諸国の著作権保護環境の改善事業を行っており、今回のワークショップを通じて国家間の連携強化を模索した。

14, 15일 서울에서 한국·중국·몽골·러시아가 참여하는 저작권 워크숍이 열렸다. (사진: 문화체육관광부)

14・15日にソウルで韓国、中国、モンゴル、ロシアが参加して著作権ワークショップが開かれた(写真提供:文化体育観光省)


今回のワークショップには、中国の国家版権局(NCAC)や江蘇省著作権局、モンゴル知的所有権庁(IPOM)、ロシア特許庁(Rospatent)、ロシア知的財産研究院(RSAIP)などが参加し、世界知的所有権機関(WIPO) 著作権開発局(Copyright Development Division)のガオ・ハン(Gao Hang)局長が共同主催者としてワークショップに参加した。

14日、文体省のパク・ヨングク著作権政策官とハン局長は、2015年で10周年を迎える文体省‐世界知的所有権機関間の信託基金事業の成果をまとめ、世界の著作権環境の改善に向けた両機関の連携、隣接国への参加呼びかけ、プログラムの多様化などについて協議した。

各国の政策担当者らは、著作権法の現状と国家間の連携策を発表した。学界の専門家らは著作権に関する最近の課題を発表し、著作権の保護と活用とのバランスをとる方法について協議した。また、参加者らは政府と学界間の協力について討論し、著作権環境の改善策を模索した。

中国は著作権法の履行やコンピュータ・ソフトウェアの保護といった関連法の制定・改正をめぐる問題や著作物登録システムの導入などの履行状況について説明した。ロシアは著作権保護規定の制定・改正と履行を通じた著作権保護やインターネットでの違法コピー防止法などを紹介した。また、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン間の知的財産分野の2国間協定「ユーラシアン経済共同体(ECC)」の設立と協力の進行過程について説明した。

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워크숍 참가자들은 각국의 저작권 분야 발전 현황과 협력방안을 논의했다. (사진: 문화체육관광부)

ワークショップの参加者らは、各国の著作権分野の発展状況と連携強化策について協議した(写真提供:文化体育観光省)


モンゴルは、著作権法の改正に伴う派生著作物やデータベース、排他的権利の移転など、著作権をめぐる最近の課題について紹介した。韓国は、著作権法の現状と改正、関連法改正の主な成果として海賊版市場の縮小、著作権に対する認識の高まり、最近の課題となっている共同著作物の利用増進について発表した。

参加者らは、最後に著作権ワークショップを今後も継続的に開催し、政策担当者と学界の専門家が全員参加するフォーマットを維持することで合意した。また、デジタル著作権の侵害など具体的な事項を追加するとともに、次回のワークショップをモンゴルまたはロシアで開くことで合意した。

저작권 워크숍에서 기념촬영을 가진 한·중·몽골·러시아 참가자들 (사진: 문화체육관광부)

著作権ワークショップで記念写真を撮る韓中蒙露4カ国の参加者ら(写真提供:文化体育観光省)


コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr