ミャンマーを訪問中のパク・クネ(朴槿恵)大統領は13日、タイのプラユット・チャンオチャ(Prayut Chan-o-cha)首相と会談し、両国の連携について協議した。

パク大統領は、「タイは、朝鮮戦争で派兵した伝統的な友邦かつ戦略的パートナーで、国交正常化以来、様々な分野で友好協力関係を継続的に発展させてきた」と強調した。これに対してチャンオチャ首相は、「朝鮮戦争で派兵して以来、両国民の間に緊密な絆が結ばれてきた」と答えた。



パク大統領はタイの水管理事業について、「韓国水資源公社が優先交渉対象に選定された結果を尊重してほしい」と要請したのに対し、チャンオチャ首相は、「優先交渉対象としての地位を取り戻せるよう、関連手続きを再開する」と答えた。

チャンオチャ首相は、「水管理事業だけでなく、道路や鉄道などタイの様々なインフラ事業に韓国企業の参加を求めたい」と要請したのに対し、パク大統領は、「タイのインフラ事業関連情報を韓国企業に伝え、参加を勧める」と答えた。

パク大統領は、「タイは、韓国のASEAN投資における拠点だ。韓国企業のタイへの投資が拡大するよう、チャンオチャ首相は関心を持ってほしい」と述べた。これに対してチャンオチャ首相は、「タイは外国人投資関連制度の改善を推進している。近いうちにもっと良い投資条件を提供する」と答えた。



パク大統領は、「タイはこのところ鉄鋼製品への反ダンピング規制など輸入規制を強化している。貿易・投資が萎縮しないよう、客観的かつ公正に必要な措置だけとってほしい」と強調した。チャンオチャ首相は、「鉄鋼製品の輸入規制解消に向けて積極的に対応したい」と答えた。

また、両首脳は北朝鮮問題について意見を交わし、解決に向けて連携することで合意した。

パク大統領は、「今年12月に釜山市で開かれる韓国‐ASEAN特別首脳会議が、韓国とASEANの今後の協力関係構築において重要な意味を持つ」と述べ、チャンオチャ首相の出席を呼びかけた。これに対してチャンオチャ首相は感謝の意を示し、特別首脳会議に出席すると答えた。

パク大統領は、「韓国‐ASEAN特別首脳会議開催に向けた事業の一環として東南アジア文化院の建設を推進している。両国の文化交流のさらなる活性化を期待する」と述べると、チャンオチャ首相は歓迎の意を示した。

コリアネット　イム・ジェオン記者
写真提供：大統領府
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