政策

2014.11.17

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16日のG20サミットに出席したパク・クネ(朴槿恵)大統領は、オーストラリアのブリスベン・コンベンションセンターで、サウジアラビアのサルマン(Salman bin Abdul Aziz Al Saud)皇太子と首脳会談を行った。両首脳は、両国の戦略的かつ未来志向の新たな協力関係の構築について意見を交わした。

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G20 정상회의에 참석중인 박근혜 대통령이 16일 호주 브리즈번 컨벤션센터에서 살만 압둘아지즈 사우디아라비아 왕세자와 양국 정상회담을 갖고 있다.

G20サミットに出席中のパク大統領が16日、オーストラリアのブリスベン・コンベンションセンターで、サウジアラビアのサルマン皇太子と会談している



パク大統領は、サウジアラビアがポスト・オイル時代に備えて石油基盤経済から知識基盤経済への転換を推進する上で韓国は最高のパートナーになりうるとし、両国がこれまでのエネルギー・建設分野だけでなく、△保健・医療 △国防・防衛産業 △金融 △原子力発電を含む再生可能エネルギー △ICT △人的資源の開発、などの分野で全面的な協力関係を構築することを望むと述べた。

これに対してサルマン皇太子は、サウジアラビアは中東地域の平和実現に向けて懸命に取り組んでいるとし、ポスト・オイル時代に備えるだけでなく、石油だけに依存しない経済基盤を固めつつあると述べた。

パク大統領は、突然の国内事情で延期されているサウジアラビア訪問を来年にすることを検討しているとし、両国間の広範囲かつ未来志向の連携策などを協議する良い機会にしたいと述べた。

サルマン皇太子は、パク大統領の訪問をいつでも歓迎すると答え、韓国はサウジアラビアにとって重要な国で、両国関係は「パートナーシップ」という表現が必要ないほど強固な関係だと評価した。また、1970年代からサウジアラビアのインフラを構築する過程で目の当たりにした韓国人の勤勉さは広く知られていると述べた。

パク大統領は、政治的変革期にある中東地域の紛争を鎮める重要な役割を果たしているサウジアラビアの取り組みを評価し、韓国も北朝鮮の核問題の解決に向けて懸命に取り組んでいるとし、世界平和に向けて両国が継続的に連携していくことを望むと述べた。

これに対してサルマン皇太子は、世界的に多くの問題があるが、特に中東地域は様々な問題が集中する地域で、サウジアラビアはこの地域の平和定着に向けて取り組んでいるとし、中東問題や北朝鮮の核問題などで両国が引き続き連携していこうと呼びかけた。

コリアネット ウィ・テックァン記者、ソン・ジエ記者