政策

2014.11.21

韓国がモバイル電子政府に一歩近づいた。スマートフォンのアプリを活用することで、いつでもどこでも行政機関と公共機関のサービスを手軽に利用できるようになったからだ。

会社員のソさんはある日の午前3時、4歳の息子が40度の高熱を出した。どうすればいいのかわからずあせったが、国立中央医療院の「救急医療情報提供」アプリで自分の位置情報を活用して最寄りの救急病院を見つけ、ホットラインで電話して治療を受けることができた。

「救急医療情報提供」アプリは、行政自治省主催の「優秀公共モバイルアプリ公募展」で大賞を受賞した。このアプリは、救急医療情報や医療機関運営情報の他にも、休日の薬局情報などを提供する。

(왼쪽부터) 국립중앙의료원의‘응급의료정보제공’앱, 국민안전처의 '안전디딤돌', 한국산업인력공단의 '큐넷, 자격의 모든 것'

(左から)国立中央医療院の「救急医療情報提供」アプリ、国民安全処の「安全ステップストーン」、韓国産業人力公団の「Qネット、資格のすべて」



他にも、災害メール・速報を送信する「安全ステップストーン」や国家技術資格試験関連総合サービスを提供する「Qネット、資格のすべて」といったアプリが実用性と利便性で注目を集めている。

国民安全処の「安全ステップストーン」アプリは災害通報や情報、災害発生時の行動要領などを提供し、韓国産業人力公団の「Qネット、資格のすべて」は年間200万人が応募する国家技術資格試験の願書受付や答案発表、試験結果の照会、資格証及び確認書発給申請などのサービスを提供する。

(왼쪽부터) 서울지방경찰청의 '117Chat', 국민건강보험공단의 'M건강보험', 서울역사박물관의 '서울 한양도성앱'

(左から)ソウル地方警察庁の「117Chat」、国民健康保険公団の「M健康保険」、ソウル歴史博物館の「ソウル漢陽都城アプリ」



他にも、ソウル地方警察庁の「117Chat」、国民健康保険公団の「M健康保険」、ソウル歴史博物館の「ソウル漢陽都城」のアプリも好評だ。

「117Chat」アプリは、校内暴力の相談と写真や動画などの証拠資料の転送、専門相談機関との連携など、校内暴力関連の様々な予防・対処方法を紹介する。国民健康保険公団の「M健康保険」アプリは、病気や健康ニュース、保険適用基準などの情報を提供し、「ソウル漢陽都城」アプリは、漢陽都城(18.6km)の全体区間や6つの区間ごとの地図などを表示する。

コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr