今後、民間活用度の高い公共著作物の開放が拡大される。

文化体育観光省は、従来の「公共著作物管理指針」を見直し、今年上半期中に「公共著作物自由利用活性化施策」を策定する。これで約300万件だった従来の民間開放公共著作物が、今年から500万件以上になる。



政府は、公共著作物の活用促進に向け、2012年に公共ヌリポータル(http://www.kogl.or.kr)を構築した。このポータルの利用者は、特別な契約や著作権者の意思確認の手続きなく、一定の利用条件を守れば無料で自由に使用できる。

昨年末には国立中央博物館の重要所蔵品1万936点に関する資料が追加されたのに続き、今年初めには文化財庁の文化遺物写真など約13万件が追加で民間開放される予定だ。

公共ヌリポータルには、文化財に関する資料だけでなく、ソウル市の主要事業白書、様々な研究報告書、歴史発刊資料など、活用可能性の高い著作物約26万5千件が含まれている。





公共著作物の民間開放は、デザインや製品開発に活用され、12の製品が商用化されるなど、事業モデル創出につながっている。特に、(株)ホームアートの壁紙の模様と(株)パズルリアの珠パズルは、昨年の発売以来それぞれ8,300万ウォン、1千万ウォンの販売実績を上げた。

文化体育観光省の関係者は、「各機関のホームページに掲載された約760万件の公共著作物が民間開放されれば、経済効果は最大で2兆800億ウォンに上るだろう。国民が“質的・量的に拡大された公共著作物”を活用し、付加価値を創出できるよう支援していきたい」と話している。

コリアネット　ユン・ソジョン記者
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