政策

2015.02.12

他の言語で読む
韓国から地球の反対側に位置している西アフリカのシエラレオネ。ここにエボラウイルスに感染した患者の治療のために派遣された24人の韓国緊急救護隊がいる。

彼らは昨年12月から3回にわたりシエラレオネの首都フリータウン付近にあるゴドリッチ診療所に派遣されている。現在は第2陣が活動しており、感染の恐怖と戦いながらエボラ出血熱患者の治療に取り組む日々を過ごしている。

ebola-150212-1.jpg

긴급구호 대원들이 에볼라 바이러스 감염 환자를 돌보고 있다. 이들은 감염을 막기 위해 항상 개인보호장비를 착용하고 있다.

緊急救護隊のスタッフらがエボラ熱患者を診ている。彼らは自らの感染を防ぐために常に個人保護用装備を着用している



昨年12月末、医療スタッフらは思いもよらないことに直面した。まさに恐怖と絶望が襲ってくる瞬間だった。エボラ出血熱の感染者に使用した注射針が、スタッフの皮膚に触れる事故があったのだ。彼らはまず事故に遭ったスタッフを安心させた上で、早速対応策を話し合うための会議を開いた。

次の日、そのスタッフをドイツの病院に運ぶことを決めた。緊急救護隊のスタッフたちは出国する前に、緊急事態が起きた際の対処方法などについてまとめられたマニュアルを配布してもらった。しかし、まさかその緊急事態が起こるとは誰も思わなかったはずだ。全ての検査で陰性判定が出た時はスタッフ全員がほっと胸をなで下ろした。

診療所には生と死が生々しく交錯する。治療を受けていた患者の中には回復を喜ぶ患者もいる反面、家族を亡くして悲しむ人もいる。患者が無事退院できた時は、スタッフ全員が一列に並んで心から喜んで送り出す。

서아프리카 시에라리온에 파견된 긴급구호대원들

西アフリカのシエラレオネに派遣された緊急救護隊のメンバーら


11日、現地の緊急救護隊をサポートするために第3陣のスタッフが出国した。第3陣はパリを経て12日にシエラレオネ入りする予定。彼らはゴドリッチ診療所で韓国の医療スタッフの現地活動をサポートすることになる。現在、現地で活動を行っている医療スタッフの第2陣は今月23日帰国する。

シエラレオネは3月1日、「エボラ出血熱の終息」宣言を行う予定だ。

コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:外交省
jun2@korea.kr