政策

2017.12.15

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中国の習近平国家主席と首脳会談を行っている文在寅大統領(右)=14日、中国・北京、聯合ニュース



[ソン・ジエ、キム・ウニョン]

中国を国賓訪問している文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、北京で中国の習近平国家主席と首脳会談を持ち、韓国と中国の協力分野への拡大や両国関係の改善策、韓半島問題について議論した。

韓中首脳会談で両首脳は「韓半島の平和と安定確保」に向けた4原則に合意した。

4原則は「韓半島での戦争は決して容認不可」「韓半島の非核化原則を確固として堅持」「北韓の非核化を含むあらゆる問題は対話と交渉を通じて平和的に解決」「南北の関係改善は究極的に韓半島問題の解決に役立つ」との内容が盛り込まれている。

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首脳会談で中国の習近平国家主席と握手を交わしている文在寅大統領(左)=14日、中国・北京、青瓦台



両首脳は、経済・通商・社会・文化・人的交流などを中心としたこれまでの両国間の協力を政治・外交・安保・政党間の協力などへ拡大することで合意した。そのため、多様な高官級レベル戦略的対話を活性化することにした。

韓中産業協力団地造成など、これまで中断していた経済協力事業を再開し、両国企業の相手国家への投資を拡大することで一致したほか、第4次産業革命に備えた未来志向的協力事業も推進することにした。

文大統領は「両国は交流と協力を積極的に推進した際に共同の繁栄期を築いた」とし、「国交正常化以来の歴史をみると両国は、一方の経済発展が相手に役立ち、シナジー効果を生み出す関係だった」と強調した。

また、「両国が共同繁栄の道を共に歩きながら、韓半島と北東アジア、全世界の平和や繁栄に向け協力しなければならない運命的なパートナー」と付け加えた。

習主席は「中国は、両国関係を健全かつ安定的に発展させていくことを望む」と答えた。

「2018平昌冬季オリンピック·パラリンピック」に対して両首脳は、人的交流を活性化させることで一致した。また、「2022北京冬季オリンピック·パラリンピック」を成功させ、両国のオリンピックが全世界の平和の場となるよう緊密に協力していくことにした。

一方、両国は韓中自由貿易協定(FTA)のサービス・投資部門の追加交渉開始などに関する了解覚書を締結した。

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中国と動物衛生や検疫協力に関する了解覚書を締結している農林畜産食品部の金瑛録長官(左)=14日、中国・北京、青瓦台



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中国の子共に挨拶をしている文在寅大統領(左から2番目)=14日、中国・北京、青瓦台



eykim86@korea.kr