政策

2018.06.15

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南北将官級軍事会談「軍通信ラインの完全復旧で合意」



[キム・ヘリン、イ・ギョンミ]

韓国と北朝鮮(南北)は14日、板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側施設「統一閣」で将官級軍事会談を開き、黄海地区と東海地区の南北間軍通信ラインを完全に復旧させることで合意した。

また、板門店共同警備区域(JSA)を試験的に非武装化することについて議論し、黄海で偶発的な衝突の防止に向けた2004年6月の南北将官級会談での合意事項も徹底的に履行することにした。

南北は、軍事的衝突の原因となってきた一切の敵対行為の中止、黄海北方限界線(NLL)一帯を平和水域に設定する問題や南北交流協力と往来に対する軍事的保障対策を立てる問題ことなど、「板門店宣言」に記されている軍事的緊張緩和の方策について議論した。

韓国側の代表を務める国防部の金度均(キム・ドギュン)対北政策官は記者会見で「南北間の緊張緩和、偶発的衝突の防止、非武装地帯の平和地帯化、黄海北方限界線一帯の平和水域化などについて、友好的な雰囲気で協議した」と発表した。

また、非武装地帯(DMZ)の遺骨共同発掘については「DMZ共同遺骨発掘問題は、南北首脳会談だけでなく米朝首脳会談でも合意したこと」とし、「南北は実効的措置を取ることにした」と述べた。

kimhyelin211@korea.kr