政策

2019.06.14

フィンランドのオタニエミ革新団地を訪問した文在寅大統領=10日、フィンランド、青瓦台フェイスブック

フィンランドのオタニエミ革新団地を訪問した文在寅大統領=10日、フィンランド、青瓦台フェイスブック



[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の北欧3カ国歴訪で、革新成長政策において重要な協力パートナであるフィンランド、ノルウェー、スウェーデンとの協力と支持を確認した。

最初にフィンランドで、両国の革新協力を拡大させるための制度の基盤を築いた。

10日(現地時間)、両国は「第4次産業革命共同対応了解覚書」と「6G移動通信技術協力及び共同研究に向けた了解覚書」を締結した。これに基づき、情報通信技術(ICT)政策を共有し、5Gや人工知能などの分野で様々な協力プロジェクトを発掘して推進することにした。また、世界でもまだ初期段階であるB5G(Beyond 5G,5G以降)・6Gの研究成果を共有する定期交流会を開催するなど、次世代移動通信におけるグローバルな協力体系を構築する予定だ。

同日、文大統領は「欧州のシリコンバレー」と呼ばれるフィンランドのオタニエミ革新団地を訪れ、フィンランドが10年あまりという短期間で世界最高の革新国家へと成長した背景を確認した。

北欧3カ国歴訪のうち、2番目に訪問したノルウェーで文大統領は、ノルウェー政府と科学技術の協力体系作りをすることで合意した。

両国政府は、「2020年韓・ノルウェー科学技術共同委員会」を新設し、科学技術政策を相互共有し、気候環境、新再生エネルギーなどの分野で研究者交流や共同研究事業を模索する。次世代のエネルギー源である水素の生産・活用・貯蓄に関する技術開発・政策交流を拡大するなど、水素経済の実現に向けて協力することにした。

最後の訪問国であるスウェーデンで文大統領は、「韓・スウェーデンのビジネスサミット」に出席し、ICTやバイオヘルスなどの分野における協力を強調することで、革新成長に向けた北欧歴訪を終える予定だ。

xuaiy@korea.kr