科学技術

2014.04.14

朝鮮半島の最南端の島、済州島の沿岸に生息する亜熱帯性の魚類が年々増加し、魚類全体の50%を超えた。

国立水産科学院亜熱帯水産研究センターによると、済州島沿岸の海域で分岐別に試験操業した結果、漁獲された魚類95種のうち亜熱帯性魚類が48種と全体の51%を占めた。代表的な亜熱帯性魚類は、キンチャクダイやハリセンボン、ハコフグ、ニザダイ、チョウチョウウオ、マツカサウオなどで、これらは主にフィリピンや台湾、沖縄などの沿岸に生息する。

亜熱帯水産研究センターが2011年から済州島沿岸の亜熱帯魚種を調査した結果、2011年は48%、2012年は46%、昨年は51%と、亜熱帯性魚類が占める割合は年々高くなっていることがわかった。済州島沿岸に生息する亜熱帯魚類は、多様な珊瑚礁や海藻類とともに、スキューバーダイビングといった海洋レジャーを楽しむ人々と済州島を訪れる観光客にもう一つの見どころを提供すると見られる。

亜熱帯水産研究センターの関係者は、「年々増加する亜熱帯性魚種の資源生態学調査をもっと強化し、済州島沿岸に生息する在来魚との相互関係と海洋生態系に及ぼす影響などを継続的に研究していきたい」と話している。

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(맨 위부터) 금강바리, 노랑가시돔, 노랑거북복, 청줄돔, 파랑쥐치 (사진: 국립수산과학원)

(上から)キンギョハナダイ、オキゴンベ、ミナミハコフグ、キンチャクダイ、モンガラカワハギ(写真提供:国立水産科学院)


コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr