科学技術

2014.07.08

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ナノテクノロジーの研究拡大とビジネス活性化に向けた「ナノコリア2014」が、7月2日~4日の3日間にわたってソウルで開かれた。今回の催しにはナノ分野に関する有識者と約2千人の専門家が知識と情報を共有するとともに、15の国の339の企業と機関の先端技術が公開された。

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지난 2일 열린 나노코리아 개막식. 나노분야의 석학과 전문가들이 참석하고 15개국 339개 기업의 첨단기술이 전시됐다. (사진: 미래창조과학부)

2日に開かれたナノコリアの開会式。ナノ分野に関する有識者と専門家らが出席するとともに、15の国の339の企業と機関の先端技術が公開された(写真提供:未来創造科学省)



ビジネス促進に向けた見本市「ナノ融合大典」では、ナノテクノロジー各社が設置した538のブースでメーカーとバイヤーによる活発な商談が行われ、先端セラミックやレザー、3Dプリンティング、バイオニックス、マイクロエムズなどの見本市も同時に開かれた。「微小電気機械システム」の英語のイニシャルをとった「メムズ」は、数マイクロメーター(1㎛=100万分の1m)から数ミリメートルの超小型装置を制作する技術だ。

錦湖石油化学は、ナノサイズで制作した炭素チューブを公開した。炭素チューブは、主に半導体やディスプレー、部品搬送用トレイといった産業用部品に使われている。同社の関係者は、「炭素ナノチューブの静電気を防止する特性を生かし、半導体やディスプレーといった部品に電気的損傷が起こらないようにした。防熱性を利用した次世代の製品の開発にも注力したい」と話している。

나노코리아 전시회인 나노융합대전을 둘러보고 있는 관람객들. (사진: 미래창조과학부)

ナノコリアの見本市「ナノ融合大典」を観覧する人々(写真提供:未来創造科学省)



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나노코리아 기간 중 열린 심포지움에서 발표를 하고 있는 해외 전문가들 (사진: 미래창조과학부)

ナノコリアの開催期間中に開かれたシンポジウムで発表する海外の専門家ら(写真提供:未来創造科学省)



一方、ナノ融合産業研究組合は、中国の蘇州工業団地のナノ産業団地管理機関「ナノポリス」と協力関係を構築した。同組合は今後、ナノポリスと共同で韓中技術交流の活性化と産業化促進に取り組む計画だ。同組合の関係者は、「これは、韓国と中国の企業の技術開発を支援し、事業化の促進に向けた協力だ。両国のナノ産業の発展に貢献するのでは」と話している。

コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr