科学技術

2014.11.21

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3月9日午後8時4分、慶尚南道普州市に隕石が落下した。

4つの隕石のかけらが回収され、天文学者と地球科学学者らの高い関心を集め、メディアも隕石の価値の高さについて報じ、一時「隕石ロット」ブームが巻き起こった。

인천시 연수구 극지연구소팀이 경남 진주시에 추락한 운석을 살펴보고 있다.

仁川市延寿区の極地研究所チームが慶尚南道普州市に落下した隕石を観察している



回収された普州隕石について研究してきた韓国基礎科学支援研究院は18日、普州隕石が太陽系とほぼ同じ45億年前に生成されたものであると明らかにした。先端質量分析器を利用した今回の研究は、ナノビーム二次イオン質量分析装置を利用し、隕石を構成する微粒鉱物の分析とウラン‐鉛同位元素の半減期を利用した年代測定法で微粒鉱物の同位元素の値を測定した。その結果、隕石の年齢は44億8500万年~45億9700万年であることがわかった。

研究チームは、「太陽系の年齢である約45億6700万年に近いので、この岩石が“隕石”であることを立証できた」と説明する。

研究チームは、今回の分析のために固体飼料を溶かしたり砕いたりせず、微粒イオンビームを利用して髪の毛の太さの100分の1ほどの太さまで飼料を測定できる高分解能二次イオン質量分析器と微粒二次イオン質量分析器を利用し、隕石を構成する微粒鉱物を分析した。

記事:コリアネット ソン・ジエ記者
写真提供:極地研究所
jiae5853@korea.kr