全羅南道珍島の沖合いで発生した旅客船「セウォル号」の沈没事故により、韓国は深い悲しみに包まれています。世界の隣人らは韓国と悲しみを分かち合い、哀悼と慰労の意を示しています。大統領府は20日、世界45カ国の首脳と国連、グローバル・グリーン成長研究所(GGGI)、国際移住機関(IOM)の3つの国際機関が慰労の意を伝えてきたことを明らかにしました。


フランシスコ法王は18日(現地時間)、韓国に哀悼と慰労のメッセージを伝え、関係者にねぎらいの言葉を送りました。ローマ法王庁は、「済州島に向かっていたセウォル号が沈没して人命被害が発生したことを知ったフランシスコ法王は深く悲しまれ、遺族とまだ安否がわからない方々の家族に深い慰労の意を伝えました」と発表しました。また、「フランシスコ法王は、犠牲者の魂の安息と遺族のために祈られ、救助作業に尽力するすべての人のために祈ることを約束しました。フランシスコ法王は、今回の事故で犠牲になったすべての人のために、神の慰労と恵みがあるようにと祈っておられます」と伝えました。



オバマ大統領は17日(現地時間)、「ミッシェル(オバマ大統領夫人)と私は、米国を代表して悲しい旅客船沈没事故の犠牲者の遺族に謹んで哀悼の意を表する。特に、多くの高校生を含む大きな人命被害を受けている韓国民を見つめる私たちも胸が痛い」と述べました。そして、オバマ大統領は兵力支援を約束し、「韓国は米国の最大の同盟国で、両国の固い友情は永遠に途切れることはない。米海軍と海兵隊が事故現場に派遣され、捜索・救助を支援している」と伝えました。


中国の習近平国家主席は17日(現地時間)、「多くの高校生が事故で命を失い、悲しくて胸が痛い。犠牲者と安否不明者の家族、負傷者に謹んで慰労の言葉を伝えたい」と述べました。そして、「韓国から要請があれば、中国はいつでも支援を提供したい」と述べました。ロシアのプーチン大統領は19日(現地時間)、「多くの幼い子どもと高校生を含む旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者に深い哀悼の意を表する。韓国民に謹んで慰労の言葉を送るとともに、負傷者の一日も早い回復を祈る」と述べました。メドベージェフ首相は18日、ロシア政府を代表してチョン・ホンウォン首相に慰労の言葉を送りました。

パン・ギムン国連事務総長は16日(現地時間)、事故の被害者と家族、韓国政府と国民に慰労の言葉を伝え、救助隊員らの犠牲と努力を高く評価しました。

英国のエリザベス女王2世は18日(現地時間)、パク・クネ(朴槿恵)大統領に、「英国のすべての国民は、今回の事故の犠牲者と安否不明者、その家族のために心よりお祈りする」と述べました。これに先立ち、英国のキャメロン首相は17日(現地時間)、「韓国に愛情(affection)を感じている英国民は、とても悲しく胸を痛めている。英国は今回の事故の犠牲者と救助作業を行っている方々のために祈る」と激励しました。日本の安倍晋三首相は、「韓国の船舶事故で被害を受けた方々に謹んで慰労の言葉を送りたい」と述べ、菅義偉官房長官も、「可能な限りの協力はすべて行う用意がある」と伝えました。


欧州連合(EU)は16日(現地時間)、声明で哀悼の意を伝えました。EU外務・安全保障政策上級代表のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)氏は、報道官の声明を通じ、「韓国の旅客船セウォル号が屏風島付近で沈没したという知らせを聞き、悲しい気持ちでいっぱいだ。犠牲者の遺族と友人に哀悼の意を表する。そうした悲劇にあった人々を私は忘れない」と述べました。カナダのジョン・ベード外務相は16日、声明を発表した後、ユン・ビョンセ外交通商相との通話で、人命救助など要請があれば支援する用意があることを伝えました。フランス外務省も旅客船沈没事故の犠牲者とその遺族に深い哀悼の意を表しました。

国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)は、「謹んで慰労と哀悼の意を表する。災難の規模と状況が明確になったら、あらゆる形で支援する用意がある」と表明しました。日本赤十字社は、「遺族に謹んで慰労の意を伝え、要請があればいつでも支援に応じる」と伝え、ベトナム赤十字社の総裁は、「遺族に謹んで哀悼の意を表する。大韓赤十字社の救援活動に支援を送りたい」と述べました。



「痛みを分かち合う人こそが真の隣人」という韓国のことわざの通り、皆さんも大韓民国の隣人です。重ねて感謝申し上げます。

コリアネット