韓国カトリックの信者らが8月のフランシスコ法王の来韓を世界に発信する映像「コイノニア(Koinonia)」を制作した。カトリック法王来韓準備委員会が７日、この映像とメーキング・フィルムを公開した。

この映像の制作には、俳優のアン・ソンギ(使徒ヨハネ)やキム・ヒエ(マリア)、キム・テヒ(ベルダ)、キム・ハヌル(セシリア)、歌手のパダ(ビビアンナ)、ユン・ゴン(マルコ)、放送人のチェ・ユラ(アンナ)、イ・ドンウ(マルコ)、バレリーナのキム・ジュウォン(ヒルデガルト)、ショートトラック選手のパク・スンヒ(リディア)らカトリック信者が参加した。

音楽は作曲家のノ・ヨンシム(マリボナ)が作詞・作曲した。タイトルは「コイノニア(Koinonia)」で、ギリシャ語で「共同体」「親交」「コミュニケーション」を意味する。サブタイトルは「私たちみんなが贈物になる」だ。フランシスコ法王の来韓が、韓国社会に親交の大きな贈物になってほしいという願いが込められている。


撮影はNGなしで行われたのが特徴だ。出演者全員が気の向くままにカメラの前に出て祈りを捧げた。PSYのミュージックビデオ「ハングオーバー」を演出したチャ・ウンテク監督が演出を、映画制作会社「リアルライズ」のウォン・ドンヨン代表(ジェネシオ)がプロデューサーを務め、KBSのプロデューサーのキム・ハクスン(フランシスコ)、アン・ソンギ、ノ・ヨンシムも参加した。

映像を制作したウォン代表は、「カトリック信者だけでなく、多くの人が尊敬するフランシスコ法王の意志に従い、厳しく苦しい生活を強いられ、疎外されている隣人の贈物になろうと、今回の制作作業に参加した。こうした気持ちを多くの人と共有することに少しでも役に立てるならとても嬉しい」と話す。

放送準備委員会執行委員長のチョ・ギュマン主教は、「こうして喜びの気持ちで参加してくださり、制作された映像は、フランシスコ法王をお迎えする私たちみんなの大きな贈物になり、法王の来韓準備をより充実させるはずだ。快く協力してくださった皆様に心より感謝し、皆様に神の祝福がありますように」と話す。

今回の制作を企画した放送準備委員会のパク・キュフム神父は、「今回のPR映像は、宗教の垣根を越え、韓国社会全体が喜びに満ちてほしいと願う気持ちで準備した。私たちの努力が多くの方の慰めとなり、喜びとなってほしい」と話す。

制作チームと出演者は、全てプロボノとして参加した。音楽配信によって得られた収益は、貧しく疎外された隣人に献身する法王の意志に従い、困っている人を支える公益財団などに全額寄付することにした。音楽配信流通会社(CJ E&M)も、PR映像制作の趣旨に従い、善行に賛同して収益全額を寄付することにした。

音楽配信と映像は、法王来韓の公式ホームページ (http://popekorea.catholic.or.kr)とカトリック・インターネット・グッドニュース ( http://www.catholic.or.kr ) でご覧ください。ダウムやネイバーといった主要ポータルや音楽配信サイト、ユーチューブのほか、SNSでも公開される予定です。

コリアネット　ウィ・テックァン記者、イ・スンア記者
whan23@korea.kr

 
映像「コイノニア」制作参加者リスト

俳優：アン・ソンギ(使徒ヨハネ)、キム・ヒエ(マリア)、キム・テヒ(ベルダ)、キム・ハヌル(セシリア)、キム・ミンジョン(ユリアンナ)、キム・ガンウ(ヴィンチェンツォ)、イ・ユンジ(マリア)、キム・ウビン(ベネディクト)、パク・チンジュ、ユ・ヘジョン、ホン・デソン、チョン・ダウム、チャ・ジョンミン、ヤン・ドンタク、シン・ギウォン、イ・ヒョンフン、歌手：パダ(ビビアンナ)、ユン・ゴン(マルコ)、キム・ジノ(ステファノ、SGワナビー)、ソン・ウジン(ペテロ、スウィートソロー)、ソン・ジナン(ラファエル、スウィートソロー)、ソヌ・ジョンア、チョン・リプ、ソ・ジェヒョン、パク・チヨン、パク・チヨン、アン・ダヨン、キム・ソンヒョン、放送人：ファン・ジョンミン(アネス、KBSアナウンサー)、チェ・ユラ(アンナ)、リュ・シヒョン(テレサ)、イ・ドンウ(マルコ)、ホン・ジンギョン(ビビアンナ)、バレリーナ：キム・ジュウォン(ヒルデガルト)、振付師：ユ・フェウン、ショートトラック選手：パク・スンヒ(リディア)
‐以上36人‐