社会

2014.08.17

フランシスコ法王は16日午後、忠清北道陰城郡の総合福祉施設「コットンネ」を訪れ、「無理解は直視すべき」とし、人と人が支え合って暮らすことの重要性を強調した。また、「清貧は防壁であり母親」とし、世俗的な生活を送ってはならないと戒めた。

フランシスコ法王はこの日、ソウル光化門広場での列福ミサの後、ヘリに乗ってコットンネを訪れ、障害者らと交流した。その後、修道共同体に「聖下の説教」を通じて共同体生活と清貧な生活について説明した。

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지난 16일 충북 음성의 종합복지시설인 꽃동네를 방문한 프란치스코 교황은 아이들로부터 따듯한 환영을 받고 이들의 공연을 지켜봤다.

16日に忠清北道陰城郡の総合福祉施設「コットンネ」を訪れたフランシスコ法王は 子どもたちから温かい歓迎を受け、子どもたちの公演を見守った

지난 16일 충북 음성의 꽃동네를 방문해 아픈 아이를 축복하는 프란치스코 교황

16日に忠清北道陰城郡の総合福祉施設「コットンネ」を訪れたフランシスコ法王が、病床の子どもたちを祝福している



法王は、「人のために存在するということは、神の国の現存を示す触ることのできる表徴で、天国の永遠なる喜びの到来を早めるものだ。この喜びは、祈りの生活、神の言葉の黙想、成事挙行、共同体生活で養われる贈物」と述べた。

そして、「皆様がすべきことは、共同体生活を通じて神の慈しみに関する“専門家”になることだ。私は共同体生活が楽なことばかりではないことを体験を通して知っているが、共同体生活は心の養成のための摂理的な土壌」と説明した。

法王は、「葛藤がないことだけを願うのは非現実的だ。無理解が生じれば、それを直視すべきだ。そうした困難の中でも、私たちは共同体生活を通じて慈しみと忍耐と完全な愛の中で成長するよう召されている」と助言した。

障害を持つ子どもたちに接するときは限りなく慈愛に満ち溢れていたが、修道者には「富豪が清貧を装ってものを捧げる偽善が信者らの魂を傷つけ、教会に害を与える」と強く忠告した。修道生活の清貧、貞潔、純明を3つの徳目として覚醒を求めた。

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지난 16일 프란치스코 교황은 수도자들과의 만남에서 강론을 통해 공동체 생활과 청빈한 삶을 강조했다.

16日、フランシスコ法王は修道者らとの交流で説教し、共同体生活と清貧な生活を強調した



法王は、「私たちは修道生活で大きく成長したとしても、許しと癒しを受けなければならない私たちの根本的な必要それ自体が貧しさの一つの形態であることを決して忘れてはいけない。個人的にも共同体としても、皆様の生活様式の中に清貧の具体的な表現の仕方を見出す必要がある」と指摘した。

また、「皆さんの注意を散漫にし、他の人に不祥事と混乱を与えることは、いかなるものであっても避けなければならないと思う」とし、清貧は捧げる生活の「防壁」であり「母親」と表現した。法王は、「(清貧は)捧げる生活を守ってくれるため“防壁”であるとともに、成長を助けて正しい道に導いてくれるので“母親”だ」と説明した。

法王は、「暮らしの現場で自分自身だけのために捧げる生活をするのではなく、愛されるこの国の所々にキリストを祀り、捧げる生活を送ってほしい」と現場の重要性を強調した。また、中絶によってこの世に生まれることもできなかった生命を追悼しようと設置された胎児公園を訪れ、生命のための祈りを捧げた。

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지난 16일 낙태로 인해 세상에 태어나지 못한 생명을 기리기 위해 만들어진 태아동산을 찾아 생명을 위한 기도를 드리는 프란치스코 교황

16日、中絶によってこの世に生まれることができなかった生命を追悼しようと設置された胎児公園を訪れたフランシスコ法王が、生命のために祈りを捧げている



清州教区長のチャン・ボンフン・ガブリエル主教は、歓迎の挨拶で、「清州教区は、法王の志を受け継ぎ、貧しく疎外された人々にもっと寄り添っていきたい」と述べた。

コリアネット ウィ・テックァン記者、イム・ジェオン記者
whan23@korea.kr (写真提供:文化体育観光省)

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지난 16일 충북 음성의 꽃동네를 방문한 프란치스코 교황이 환영인파에 휩싸여 있다. 수많은 성직자들과 신자들이 모여 교황을 환영했다.

16日、忠清北道陰城郡の総合福祉施設「コットンネ」を訪れたフランシスコ法王が、詰め掛けた聖職者や信者らに歓迎されている