2014仁川アジア競技大会のゴルフ競技は28日に全日程を終了した。
今大会のゴルフ競技は、有望選手の登場と、男女それぞれ台湾とタイの躍進と要約することができる。

仁川ドリームパークCC(パー72)で行われた仁川アジア競技大会のゴルフ女子決勝で、韓国のパク・キョル選手はボギーなしの8バーディを奪い、4ラウンド合計19アンダーパー269打でタイのスカパン・ブッサバコーン(Sukapan Budsabakorn)選手を1打差で振り切り、金メダルを獲得した。息詰まるようなシーソーゲームが続いた勝負は、17番ホール(パー3、191ヤード)で明暗が分かれた。パク選手はパーで乗り切ったが、スカパン選手はボギーを犯してトップが入れ替わり、最終18番ホールは両選手ともにバーディを記録し、試合はパク選手の優勝で幕を閉じた。



スカパン選手は個人戦では金メダルを逃したが、団体戦では首位に立ち、金メダルを獲得した。出場選手3人の個人戦の総合記録で勝敗が決まる団体戦では、タイが4ラウンド合計38アンダーパー538打で優勝した。韓国は7打差の31アンダーパー545打で銀メダルを、中国が21打差の17アンダーパー559打で銅メダルを獲得した。



各国4人の選手が出場した男子では台湾が強さを発揮した。
台湾は、個人戦で金メダルと銅メダルを、団体戦で金メダルを獲得した。台湾のチェン・ツェン・パン(Pan Cheng Tsung)選手は、4ラウンド合計17アンダーパー271打を記録し、今大会の男子ゴルフの頂点に立った。チェン選手はパーを維持し、6番ホール(パー4、372ヤード)でボギーを犯したが、続く9番ロングホール(パー5、541ヤード)と12番ホール(パー5、558ヤード)でバーディを奪ってトップに躍り出た。韓国のキム・ナムン選手と激しい接戦を繰り広げたチェン選手は、キム選手が14番ホール(パー4、394ヤード)でダブルボギーを犯した後、残りの4ホールを連続パーセーブで乗り切り、かなりの差をつけて優勝を決めた。



韓国人ゴルファーらが大活躍を見せてきたLPGAツアーで、このところタイ人ゴルファーが活躍していることを証明するかのように、タイは今大会の女子ゴルフでチーム全員が4ラウンド合計アンダーパーを記録する安定した活躍を見せた。チーム全員が4ラウンド合計アンダーパーを記録したのはタイと韓国だけだ。

もう一つ注目すべき点は、今大会のゴルフ競技の男女のメダリスト6人のうち4人が10代だということだ。特に、女子個人戦のメダリストは全員が10代だ。彼らはまだテクニックや試合運びは未熟だが、成長する可能性を存分に秘めている。会場で出会ったアジアのゴルフ関係者らは、メダリストに限らず今大会出場した選手たちが十分な支援を受けて地道にトレーニングを重ねればアジアのゴルフはさらに成長すると口を揃えた。

記事・写真：コリアネット　チョン・ハン記者
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