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2019.04.09

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「韓日友情賞」授与式で、指でハートマークを作って記念撮影に応じる李相花選手と(右)小平奈緒選手=7日、ソウル、聨合ニュース

「韓日友情賞」授与式で、指でハートマークを作って記念撮影に応じる李相花選手と(右)小平奈緒選手=7日、ソウル、聨合ニュース



[ソウル=イ・ギョンミ]

李相花:奈緒がいて私がいる。私がいて奈緒がいる
小平奈緒:お互いから学び、励まし励まされ、選手として、また人として成長してきた私たちを表すメッセージだと感じた

韓国と日本を代表するスピードスケート選手である李相花(イ・サンファ)と小平奈緒に2018平昌記念財団から「韓日友情賞」が贈られ、7日、ソウル市内のホテルで授与式が行われた。

「韓日友情賞」は、去年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピックの遺産を継承し、発展させるため発足した「2018平昌記念財団」が進める初のプロジェクトで、二人のオリンピック精神を広める狙いで作ったスペシャル賞。

李選手と小平選手は、平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートルのレースでそれぞれ銀メダルと金メダルを獲得した。レース後、抱き合って互いをたたえ合う姿は、世界の人々に感動を与え、平昌冬季オリンピックの名場面の一つに選ばれた。国籍やライバル関係を超え、二人が見せてくれた「友情」は、オリンピック精神そのものである。

李選手は、「たくさんの賞をもらったが、友情賞は初めて」とし、「奈緒がいたから挑戦し続けることができた」と感謝の気持ちを伝えた。また、「これからも友情を大切に育てていきたい」と語った。

小平選手は、「レース後に、お互いをたたえあった姿が思いがけず大きな注目を浴びた」とし、「私たちにとってはあのような情景は特別なものではなく、ごく日常の自然なものだったように思う」と話した。

「韓日友情賞」を授与された後、李相花と小平奈緒は自撮りで記念撮影をした=7日、ソウル =李相花選手インスタグラム

「韓日友情賞」を授与された後、李相花と小平奈緒は自撮りで記念撮影をした=7日、ソウル =李相花選手インスタグラム



授与式で並んで座った二人は仲良く話し合い、携帯端末のカメラに向かって自撮りで記念撮影するなど、久々の再会を喜び合った。記念撮影の際は、韓国で流行している指で小さなハートマークをつくる方法を李選手が小平選手の手を取って教えるなど、自然と仲の良さがにじみ出ていた。

2018平昌記念財団の柳承敏(ユ・スンミン)理事長は、「両選手の友情は、記念財団が目指すオリンピック精神を象徴する」とし、「2020東京オリンピックを控えている日本との様々な交流事業を始めとして、オリンピック・レガシーを発展させていくスタート点になることを期待する」と述べた。

km137426@korea.kr