韓国の映画市場における韓国映画のシェアが4年連続で50％を超えた。

文化体育観光省が昨年12月31日に公表したところによると、2014年の映画入場券統計で、韓国の映画観客総数は2億1500万人で、2013年の2億1300万人に比べて0.8％増え、過去最多となった。



このうち、韓国映画の観客動員数は昨年12月30日時点で1億689万人で、全体の50.1％を占めている。2013年の59.7％に比べると小幅減少しているが、韓国の映画館における観客数を基準にした韓国映画のシェアは4年連続で50％台を維持している。また、2014年の韓国の映画観客総数2億1500万人は、人口を5000万人とすると1人当たり平均4本の映画を映画館で観覧したことになる。



昨年映画館で上映された韓国映画のなかでも、「ミョンリャン（鳴梁）」は興行新記録を打ち立て、韓国映画のシェア50.1％達成の牽引役となった。イ・スンシン（李舜臣）将軍の「ミョンリャン（鳴梁）海戦」を題材にした「ミョンリャン」は、1760万人の観客を動員している。もっと最近の作品としては、1960〜70年代に父となった世代の哀歓を描いた「国際市場」が観客数600万人を突破し、ヒット作となっている。外国映画では観客動員数1000万を突破した「アナと雪の女王」や「インターステラー」をはじめ、「アメイジング・スパイダーマン2」、「X-MEN：デイズ・オブ・フューチャーパスト」などが大ヒットした。



昨年の映画界の特徴として、多様なジャンルの映画がヒットしたことがある。文化体育観光省が発表した「映画館入場券統合電算網資料」によると、独立系の映画を含む多様性映画は、2009年に観客動員数1000万人を達成して以降、観客数が減ってきたが、2014年には1491万人の観客を動員した。韓国で多様性映画に分類された「ハンゴンジュ」や「窓から逃げた100歳老人」などが韓国の観客から注目を集め、「ビギン・アゲイン」は342万人が観覧した。最近の作品としては、韓国のドキュメンタリー映画「あなた、その川を渡らないで」が1日時点で400万人を突破し、多様性映画の興行記録を更新している。

コリアネット　イム・ジェオン記者
写真提供：CJエンターテインメント、ソニーピクチャーズ・リリーシング・ウォルトディズニー・スタジオ・コリア、ワーナー・ブラザーズ・コリア、映画会社ハヌル
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