写真は、演劇「菜食主義者」のワンシーン=釜山国際演劇祭公式ホームページ
[キム・へリン]
釜山市と釜山国際演劇祭組織委員会は23日から6月1日までの10日間、釜山映画の殿堂などで第22回釜山国際演劇祭(BIPAF)を開催すると19日、明らかにした。今年のテーマは「再生と均衡」。
開幕式は、23日の午後7時、映画の殿堂ハヌルヨン劇場で行われる。釜山市民会館小劇場、アダプターシアター、白楊文化芸術会館公演場、映画の殿堂野外広場などで14カ国・58作品を披露する。
開幕作は、国内初演作であるサルディニアシアターの「トラグディア(Tragudia)-オイディプスの歌」。古代ギリシャ悲劇の傑作を再解釈した作品だ。
閉幕作は、イタリアの演出家、ダリア・デプロリアンの「菜食主義者(The Vegetarian)」。2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン作家の代表作を演劇として表現した。
この他、イスラエルの「アンティゴネ」、フランスの「アセンション」など、国内外で好評を得て招待された優秀作品を披露する。
韓国の優秀作品が海外へ進出できるように支援するグローバルプログラム「K-Stage」には、ハタンセの「鯨岩で待って」、劇団マックの「ビナリ」など、6つの作品が競演を繰り広げる。
ストリートアーティストたちが繰り広げる「ダイナミックストリート」と市民が参加する「10分演劇祭」などの野外公演も用意されている。日本の演出家、タカヒロ・フジタが進行する「マスタークラスワークショップ」、「グローバルフォーラム」、「アーティストトーク」などのプログラムも参加できる。
詳細は、演劇祭のホームページ(https://eng.bipaf.org/)で確認できる。
第22回釜山国際演劇祭公式ポスター=釜山広域市