(左から)Marilyn Strickland、Young Kim、Michelle Steel、Andy Kim=各議員のホームページ
[キム・ハヨン]
8日(現地時間)に行われた米国の中間選挙で、現職の韓国系議員4人が全員再選を果たした。
Andy Kim(民主党、ニュージャージー州、2選)、Marilyn Strickland(民主党、ワシントン州、初選)、Young Kim(共和党、カルフォルニア州、)、Michelle Steel(共和党、カルフォルニア州)が15日、当選を確定した。
民主党の支持基盤が強い地域とされるカルフォルニア州第45選挙区では、共和党のSteel氏が53.8%を得票し、民主党のJay Chen候補(得票率46.2%)を破った。(開票率78%)
1955年ソウル生まれのSteel氏は、1976年に家族と一緒に米国へ移住した。1992年に起きたロサンゼルス暴動によって韓国系住民の生活の基盤が失われるのを目にし、それが契機となり政界入りした。
Steel氏は「私を信じてくれた有権者に感謝する」とし、「労働者過程のアメリカン・ドリームが存族できるよう、引き続き働けることになって光栄に思う。(議会に)働きにいこう」とコメントした。
Andy Kimは、26年ぶりに韓国系下院3選を果たした。
Kim氏は、ニュージャージー州の第3選挙区で55%を得票し、共和党のBob Healey候補を破って勝利した。(開票率89%)
1982年米ボストン生まれのKim氏は、2018年、当時共和党現役議員のTom MacArthurを追い抜いて初めて当選した。2020年には、大差をつけて再選を果たした。
「スンジャ」という韓国の名前で知られる民主党のMarilyn Strickland下院議員は、これまでワシントン州を代表する初の韓国系で黒人女性議員という点を強調し、政治活動を行ってきた。
Strickland氏は、ワシントン州の第10選挙区で、56.8%を得票し、共和党のKeith Swank候補を制した。
ソウル生まれのStrickland氏は、母親が韓国人で父親が米国人。1歳の時、父親がバージニア州内の基地に配置されることになり、米国へ移住した。
去年1月、米ワシントン州連邦議会議事堂で開かれた就任式で韓服姿で登場し、話題となったStrickland氏はツイッターに「この地域で引き続き働くことができてとても光栄だ」と投稿した。
Young Kim氏は親韓派のEd Royce前会員議員の補佐官として20年以上働き、政治に入門した。
Kim氏は58.5%の得票率で、民主党のAsif Mahmood候補をリードした。(開票率63%)
チェ・ヨンオクという韓国名前を持つKim氏は、1962年仁川生まれで、1975年家族と一緒にハワイに移住した。
2014年、カルフォルニア州議会の下院議員に当選したが、2016年と2018年には敗北した。その後、2020年の選挙で同州の第39選挙区で勝利した。今回の選挙では、選挙区改変によって第40選挙区で勝利をあげた。
Kim氏は当選後、自分のツイッターに「皆さんの声を伝えるため毎日戦う。党派的膠着状態を打開し、カルフォルニア第40選挙区が決めた結果を伝える」とコメントした。
hayeounk8@korea.kr