海洋水産部が、来年の船員の最低賃金は月261万4810ウォンであることを16日、明らかにした。写真は、船員たちが出漁の準備をする様子=6月26日、仁川市、聯合ニュース
[キム・ソナ]
海洋水産部が、来年の船員の最低賃金は月261万4810ウォンであると16日、明らかにした。
今年の最低賃金だった256万1030ウォンから2.1%引き上げ、5万3780ウォン高くなった。
船員の最低賃金は漁船員、商船員などの業種に関係なく、すべての船員に適用される。
来年の船員の最低賃金は、雇用労働部が発表した来年の一般労働者の最低賃金より51万8540ウォン高い。来年の一般労働者の最低賃金は、1.72%引き上げられた月209万6270ウォンである。
陸上勤労者の最低賃金は、雇用労働部長官が告示する。船員の最低賃金は、船員法により海洋水産部長官が告示する。
海洋水産部は、船員の処遇を改善する必要があるという点、来年の消費者物価の上昇率や海運・水産業の展望などを総合的に考慮して政府案を用意した。船員最低賃金案を決める際には、政策諮問委員会の諮問を経た。
海洋水産部のカン・ドヒョン長官は、「海で長時間勤める船員の勤労強度、海運・水産業景気の不確実性などを総合的に考慮し、実質的な賃金の減少を防ごうとした」と述べた。
また「韓国政府は船員の最低賃金が現場でしっかり守られるように努力する一方、船員の勤労条件の改善に向けて労・使団体などと持続的に議論を行う」と付け加えた。
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