政策

2026.06.09

青瓦台・迎賓館で開催された就任1周年の記者会見で発言する李在明大統領=8日、ソウル、大韓民国 青瓦台

青瓦台・迎賓館で開催された就任1周年の記者会見で発言する李在明大統領=8日、ソウル、大韓民国 青瓦台


[テレシア・マーガレット]
[写真=大韓民国 青瓦台]

「2026年の今年を、世界のいかなる国も代替できない『代替不可能な大韓民国』という壮大な夢が始まる年にしたい」。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は8日、国内外の記者160人が参加した青瓦台(チョンワデ)・迎賓館での記者会見に出席し、「国民主権政府」発足からの1年を振り返るとともに、国政2年目に向けたビジョンと重点課題を発表した。

李大統領は、就任からの1年を振り返り、まず危機を乗り越えた成果に触れた。「内乱や戒厳令がもたらした民主主義の危機と国際秩序の激変に伴う通商・安保の危機、中東戦争による国民生活の危機という三つの危機を乗り越えてきた」とし、「次々と押し寄せる危機の中にあっても、一つになった韓国の偉大なる底力があるからこそ、いかなる困難も克服することができるということを改めて確認した」と述べた。

続いて、李大統領は、国際社会で一段と高まった韓国のプレゼンスを強調し、「昨年から今年にかけて各国の首脳と会う中で、世界が韓国に大きな関心を寄せていることを実感した」と言及した。その上で、「人工知能(AI)や気候危機による産業の大転換から、少子化や地域消滅、二極化、不平等の深刻化に至るまで、韓国がこれらの課題をどのように解決するのか全世界が注目している」と述べた。

就任1周年の記者会見で発言する李在明大統領=8日、ソウル、大韓民国 青瓦台

就任1周年の記者会見で発言する李在明大統領=8日、ソウル、大韓民国 青瓦台


さらに、李大統領は、「AIを産業や日常生活に全面的に取り入れた最初の国、自主国防を計画する国々の最初のパートナー、非産油国の中で最も模範的なエネルギー転換国家、世界で国土全体を最も効率的に活用している国、世界が注目する国から世界にとって不可欠な国へと、力強く飛躍していきたい」とした上で、4大国政目標を示した。

第一に「超格差(圧倒的な競争優位を確保すること)産業大国」を挙げた。李大統領は、「国民と国土が成長の機会や恩恵を広く享受できるよう、半導体以外の産業分野でも韓国の次世代の成長エンジンとなる『グローバル超格差成長エンジン』を絶えず発掘し、育成していく」と明言した。

第二に「グローバル外交・安保大国」への飛躍である。李大統領は、「韓米原子力協定の改定や原子力潜水艦の導入、戦時作戦統制権の早期移管など、この1年間の外交・安保における貴重な成果が具体的な形で実を結ぶように最善を尽くしたい」と語った。

第三に「国民全員が合意した規範やルールが守られる正常な社会」の実現を掲げた。李大統領は、「国民の暮らしを害する反則や特権、不公正については、些細な問題であっても断固として是正し、社会のあらゆる分野における非正常の正常化をさらに力強く推進していきたい」と力説した。

李大統領は、最後に「国民の命を守る政府」を挙げた。「国民の生命や人間らしい生活を守るために全力を尽くす」と強調し、「金融・福祉・労働・医療・治安・災害対応を含む国政全般において国民の生命や安全を最優先する体制を構築する」と付け加えた。

李大統領は、「国政運営の唯一の基準は、国民の生活である」とし、「大激変の時代に立ち向かい、国民の生活を守るため、変化に最も能動的に対応する『革新的な実用政府』へと生まれ変わる」と約束した。

margareth@korea.kr