社会

2022.10.28

▲韓国大統領の公邸や執務室などが置かれていた旧大統領府「青瓦台」の観覧客数が年末までに480万人を記録すると予想される。

青瓦台の観覧客たち=5月26日、ソウル、Korea.net DB


[キム・ソナ]

韓国大統領の公邸や執務室などが置かれていた旧大統領府「青瓦台」の観覧客数が年末までに480万人を記録すると予想される。


青瓦台は5月10日から一般公開されている。文化財庁の青瓦台国民開放推進団によると、青瓦台の観覧客数が10月17日、累計220万8244人を超えた。 昨年、朝鮮時代の王宮「景福宮」の観覧客数(108万人)より2倍以上多い。平日は平均1万人、週末は2万人が訪問する。


韓国文化観光研究院の本部長、キム・ヨンジュン氏は「この傾向が続けば、年末までに480万人が青瓦台を観覧する」と見通し、「最も人気の高いソウル観光スポットだ」とコメントした。


観覧客1000人を対象に行った7月の調査によると、観覧客の89.1%が「青瓦台の一般公開に満足している」と答えた。


青瓦台には、美術品600点が展示されており、5万本の木が植えられている。歴史的な価値があり、豊かな自然に囲まれ、講演や展示が行われることが人気の要因とみられる。


青瓦台の人気が高まるにつれ、近隣の観光スポットを訪問する人も大幅に増えてきた。年末までに朝鮮時代の王宮「景福宮」と国立現代美術館を訪問する人がそれぞれ300万人、250万人を超えると予想される。国立現代美術館は250万人を超えると予想される。


文化体育観光部は、テレビ番組「開かれた音楽会」(5月22日)や、障害のあるアーティストによる展示(8月31日~9月19日)を開催した。


同部の文化芸術政策室長、ユン・ソンチョン氏は、青瓦台の一般公開について「韓国歴史の新たな経験であり、文化繁栄時代への出発点となる」とコメントした。11月からは、韓国伝統音楽公演やクラシック公演が予定されている。


sofiakim218@korea.kr