文大統領「平和の韓半島・包摂的国家」を強調

施政方針について演説する文在寅大統領=1日、ソウル、青瓦台

施政方針について演説する文在寅大統領=1日、ソウル、青瓦台



[ミン・イェジ、キム・ウニョン]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、国会で行った施政方針演説で「平和の韓半島」と「包摂的国家」を強調した。

文大統領は、2回目の米朝首脳会談や北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪韓などを言及し、「韓半島と北東アジアの共同繁栄に向けた歴史的な第一歩が目前に来ている」と述べた。

続いて「奇跡的に訪れたこの機会を必ず生かせるように、韓国と日本、そして北朝鮮が努力している韓半島における非核化と平和プロセスに国会も参加してほしい」と呼びかけた。

この日、文大統領は、共に豊かに暮らすという「包摂的国家」を強調した。

文大統領は「世界銀行や国際通貨基金(IMF),経済協力開発機構(OECD)などの国際機構は『包摂』について議論し続けてきた」とし、「公正な競争を通じて公平な恩恵を均衡に共有する『包摂的国家』は、韓国政府が目指す道であり、与えられた使命である」と説明した。

これを実現するために、具体的な方法として「革新成長」「家計所得」「社会安全網」を取り上げ、その予算が必要であると付け加えた。

その上で、「雇用創出を通じて夢が叶うように支援する。革新成長を本格的に推進する」とし、「社会的弱者を助け、社会安全網を拡充することや所得3万ドルに相応しい韓国国民の安全と生活の質を向上させることに重点を置いた」と説明した。

文在寅大統領の施政演説(英文)
http://www.korea.net/Government/Briefing-Room/Presidential-Speeches/view?articleId=164960&pageIndex=1

jesimin@korea.kr

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