文大統領「終戦宣言に対する韓米の認識一致…時間の問題」

 
英BBCのインタビューに応じる文在寅大統領=12日、青瓦台

英BBCのインタビューに応じる文在寅大統領=12日、青瓦台



[ハム・ヒウン、イ・ギョンミ]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、欧州歴訪を前に、青瓦台(大統領府)で英BBCのインタビューに応じ、「終戦宣言の早期実現が望ましいとの考えで韓国と米国は認識が一致した」とし、「時間の問題だけで、必ず実現すると信じている」と述べた。

文大統領はまた、「終戦宣言に関しては、トランプ米大統領とも十分に協議した」と強調した。

国際社会の対北朝鮮制裁の緩和に関しては、「北朝鮮を、今のように、非核化に向けた対話の場に導くには国際的な経済制裁が大きな効果をあげた」とし、「北朝鮮が誠意のある非核化措置を引き続き実践し、後戻りできない状態に来たと判断されれば、国連制裁も緩和できるだろう」と指摘した。

また、「北朝鮮に1兆ウォン(約1千億円)を越える大規模投資を準備しているが、制裁が維持される中、どう対応するか」との質問に対し、文大統領は「南北経済協力は、制裁緩和措置に従う上で、協力のために事前準備しておこうということだ。北朝鮮が完全な非核化との正しい道を選択すれば、北朝鮮の経済繁栄や明るい未来が保障されるとのことを北朝鮮に明確に伝える意味がある」と述べた。

韓半島平和体制の構築に対する欧州の支持に対しても感謝の意を表わした。
文大統領は「欧州は今まで、北朝鮮の平和的な非核化を持続的に支持してくれた」とし、「南北対話や米朝対話が膠着する場合、その状態を仲裁し、解決方法を提示してほしい」と要請した。

続いて「欧州は、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)から今の欧州連合(EU)に至るまで、統合の道を歩んできた」とし、「韓半島に恒久的平和体制をもたらすには、韓半島を中心にした北東アジア全体による多角的平和安保体制が必要だ。欧州の知恵と経験を教えてほしい」と強調した。

欧米が引き続き取り上げている北朝鮮の人権問題に関しては、「北朝鮮住民の人権を実質的に改善する方法は、南北協力、国際社会と北朝鮮の協力、北朝鮮が解放して正常国家になること」と答えた。

hehahm@korea.kr

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