文大統領、「国際社会と連携し、平和の韓半島を作りあげる」
[イ・ハナ、イ・ギョンミ]
[写真=青瓦台]
フランスを国賓訪問した文大統領は16日(現地時間)、フランスのパリ市庁で開かれた国賓歓迎会に出席し、韓半島平和に関するメッセージを発信した。
文大統領は、歓迎会の祝辞で「今、韓半島は世界史的な大転機を迎えている」とし、「(韓半島は)地球上の最後の冷戦体制を解体し、平和と和合の時代へと進むための知恵と力を集めている」と述べた。
その上で、「私と韓国民は、国際社会との連携で、平和と繁栄の韓半島を作りあげる」とし、「フランスが人類に自由・平等・博愛を与えたように、韓半島が平和を熱望する人類にとって希望になるよう祈る」と付け加えた。
歓迎会に先立ち、アンヌ・イダルゴパリ市長と歓談し、南北が国際スポーツ大会に共同で参加すると伝えた。
また、南北は2032年夏季オリンピックの南北共同開催に向け取り組むと述べ、2024年パリオリンピックにも南北合同チームで参加できるよう、イダルゴ市長の関心を呼びかけた。
同日、文大統領は、エドゥアール・フィリップ首相と会談し、韓半島非核化問題や両国間の貿易・投資協力の拡大策について議論した。
文大統領は、韓国産鉄鋼製品などに対する欧州連合(EU)の緊急輸入制限(セーフガード)の暫定措置によって両国間の貿易関係が影響されないよう、フランス政府が努力してくれることを強く求めた。