板門店の軍事境界線を越える文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長=27日
[2018南北首脳会談共同取材団]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻は27日、南北首脳会談終了後の午後6時半に板門店の「平和の家」で夕食会を開く。夕食会には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長と妻の李雪主(リ・ソルチュ)さんを含めた26人が参加する。
青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は、同日の記者会見で南北首脳会談の夕食会について発表した。
韓国側の参加者には、文化体育観光部の都鍾煥(ト・ジョンファン)長官、文正仁(ムン・ジョンイン)統一外交安保特別補佐官、4月に平壌(ピョンヤン)で行われた韓国芸術団公演に参加した歌手のチョー・ヨンピルさんなどが加わる。北朝鮮側の参加者には2月の平昌冬季オリンピックで韓国公演を行った三池淵(サム・ジヨン)管弦楽の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長などが加わる。
夕食会では、北朝鮮の歌「パンガススムニダ(会えて嬉しい)」や統一を祈願する歌「ソウルから平壌(ピョンヤン)まで」が、韓国楽器である奚琴(ヘグム)と北朝鮮楽器である玉流琴(オンリュグム)で演奏される予定。文大統領が乾杯の挨拶を行った後に、金委員長側でも答辞および乾杯を行う。
デザートが出された時点で、南北の両首脳はドーム型のチョコレートを二人で割るというパフォーマンスを行う予定。夕食会が終わったあと、両首脳は公演団を激励し、歓送公演に出席する。