国連本部総会長で基調演説を行う李大統領=23日(現地時間)、米ニューヨーク、聯合ニュース [イ・ジへ] 李在明(イ・ジェミョン)大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた国連総会で「韓国は『ENDイニシアチブ』を通じて韓半島の冷戦を終わらせ、世界平和に貢献する責任を果たしていく」と述べた。 李大統領が提示した「END」は、交流(Exchange)、関係正常化(Normalization)、非核化(Denuclearization)の頭文字を取ったものだ。 李大統領は「交流と協力こそが平和への近道であることは、南北関係の歴史が示す不変の教訓だ」と述べ、「段階的に交流と協力を広げることで、韓半島に持続可能な平和を築いていく」と強調した。 また、「韓半島の平和は南北だけでなく、国際社会が共に築いていくことが重要だ」と述べたうえで、「核・ミサイル能力の高...
李大統領とブラックロックのラリー・フィンクCEOの会談について説明する、ハ・ジョンウ大統領室AI未来企画首席(中央)=22日(現地時間)、米ニューヨーク、聯合ニュース [ユン・ソジョン] 聯合ニュースなど複数のメディアによると、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、22日(現地時間)、世界最大の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOと会談し、人工知能(AI)や再生可能エネルギー分野での協力について意見を交わした。 ハ・ジョンウ大統領室AI未来企画首席によると、世界経済フォーラム議長も務めるラリー・フィンクCEOは、李大統領との会談で「韓国がアジア・太平洋地域のAI拠点になるよう、グローバル資本を結集し、積極的に協力する」と述べた。 ラリー・フィンクCEOは「AIと脱炭素への転換は必ずセットで推進することが重要であり...
国連本部で安全保障理事会の公開討議を主宰する李大統領=24日(現地時間)、米ニューヨーク、聯合ニュース [シャルル・オデゥアン] 李在明(イ・ジェミョン)大統領は24日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会の公開討議を主宰し、「人工知能(AI)がもたらす変化を人類の再飛躍の踏み台にしなければならない」と強調した。 韓国の大統領が安全保障理事会の公開討議を主宰するのは今回が初めて。これは今年、韓国が安保理議長国を務めたことによる。 会議のテーマは「AIと国際平和・安全保障」だった。安保理15カ国の理事国をはじめ、多くの国連加盟国の首脳が出席した。 李大統領は「AIは知識や情報処理の全過程で最も大きな変革をもたらす発明であり、人間のように判断や決定を下すこともできる」と指摘し、「私たちがAIという道具をどう扱うかで、まったく異なる未来が開ける」...
国連本部で首脳会談を行う李大統領(右)とポーランドのカロル・ナヴロツキ大統領=24日、米ニューヨーク、聯合ニュース [ソ・エヨン] 国連総会出席のため米国を訪問中の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、イタリア、ポーランド、ウズベキスタン、チェコの首脳と相次いで会談し、人工知能(AI)や防衛・先端産業分野における協力拡大について意見を交わした。 李大統領は24日(現地時間)、イタリアのジョルジャ・メローニ首相との会談で、「両国は地理的条件や国民性など、さまざまな面で共通点がある」と述べたうえで、「AIや防衛産業などの分野で、互恵的な協力をさらに深めていこう」と提案した。 両首脳は、グローバルな複合危機の中でも協力の機会を広げられるよう、国際的な課題に対する共通の立場を確認し、今後の連携強化で一致した。 李大統領はポーランドのカロル・ナヴロツキ大統領との会談で、これまで...
(右から)チョ・ヒョン外交部長官、マルコ・ルビオ米国務長官、岩屋毅日本外務大臣=22日(現地時間)、米ニューヨーク、外交部 [カン・ガヒ] 北朝鮮のキム・ジョンウン国務委員長が21日、米国との「非核化なしの対話」に乗り出す意向を示す中、韓国・米国・日本の外相は北朝鮮の完全な非核化に向けた強い意志を改めて確認した。 第80回国連総会の高位級会期に出席するためニューヨークを訪れているチョ・ヒョン外交部長官は、22日(現地時間)、マルコ・ルビオ米国務長官、岩屋毅日本外務大臣と韓米日外相会議を開いた。会議では、韓半島および地域の懸案と、韓米日3カ国の経済安全保障分野における協力強化策を協議した。 この日、共同声明が採択され、「対話と外交を通じて韓半島の平和と安定を維持する努力を続け、国連安全保障理事会の関連決議に基づき、北朝鮮の完全な非核化に向けた強い意思を改めて確認する...
[キム・へリン] [映像=BBC NEWSコリア] 李在明(イ・ジェミョン)大統領は21日(現地時間)、北朝鮮の核凍結について「臨時的な非常措置として現実的だ」と述べた。 李大統領は、国連総会への出席を前に英BBCのインタビューに応じ、「北朝鮮が毎年15〜20個の核兵器を追加で生産している。核凍結は臨時的な非常措置として、実現可能で現実的な代案になり得る」と語った。 さらに、「トランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン国務委員長が、北朝鮮の核兵器廃棄に代わり、一定期間核兵器の生産を凍結する内容で合意すれば、これを受け入れることができる」と付け加えた。 李大統領は「韓国が非核化という長期的な目標を諦めない限り、北朝鮮が核・ミサイル開発を中断することには明確な利点がある」と指摘した。「非核化という究極の目標に向かって無意味な試みを続けるのか、それともより現実的な目標を...
国連総会出席のため、米ニューヨークへ出発するイ・ジェミョン大統領とキム・ヘギョン夫人=22日、城南、聯合ニュース [キム・ソナ] 李在明(イ・ジェミョン)大統領は、第80回国連総会に出席するため、22日に米ニューヨークへ出発した。今回の訪問は3泊5日の予定だ。 李大統領は22日(現地時間)、ニューヨークに到着した。その後、世界最大の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)と面会し、米議会の上院・下院議員団とも会談して日程を開始した。 李大統領は23日、国連総会の基調演説で「民主大韓民国」への復帰を対外的に宣言し、韓半島政策をはじめとした韓国政府の外交ビジョンを打ち出す予定だ。 24日には、韓国の首脳として初めて国連安全保障理事会の公開討議を主宰する。続いて25日には、米ウォール街の金融関係者や国内企業家を対象に「韓国経済説明会(...