政策

2014.03.26

韓米日3国首脳はオランダ・ハーグで会談し、北朝鮮の核不容認を改めて確認した。

25日、パク・クネ(朴槿恵)大統領、米国のバラク・オバマ大統領、日本の安倍晋三首相は、6年ぶりに行われた韓米日首脳会談で、北朝鮮の核開発など北朝鮮問題の懸案解決に向けた3国間の緊密な連携の必要性を確認した。

박근혜 대통령, 버락 오바마 미국 대통령, 그리고 아베 신조 일본 총리가 25일 네덜란드 헤이그에서 열린 한•미•일 정상회담에서 밝게 웃고 있다. (왼쪽부터) (사진: 연합뉴스)

25日にオランダ・ハーグで開かれた韓米日首脳会談で、(左から)パク大統領、オバマ大統領、安倍首相の3首脳が笑顔を見せている(写真提供:連合ニュース)


大統領府によると、3国の首脳は6カ国協議の再開について、「対話のための対話」ではなく、北朝鮮の非核化の実質的な進展を実現できる条件下で会談が推進されるべきとの認識で一致し、関連の協議を継続することで合意した。

また、北朝鮮が核兵器開発とウラン濃縮プログラムを含む現存するすべての核プログラムを、完全かつ検証可能で後戻りできない形での放棄を追求することで一致した。そのためには、中国が北朝鮮を説得する上で建設的な役割を果たせるよう、中国の協力を確保することが重要だという認識で一致した。

同日の会談でオバマ大統領は、「北朝鮮の核とミサイルの開発能力の量的・質的高度化や北朝鮮の安全保障を脅かす挑発的行為といった無謀な行動を見過ごせない状況で、北朝鮮の望ましくない行動を抑制することにおいて3国間の連携がこれまでよりも一層重要になっている」と指摘した。また、「完全かつ検証可能な北朝鮮の非核化を実現するという意志を持って緊密に連携し、北朝鮮に3国を仲違いさせることはできないと認識させなければならない」と強調した。

박근혜 대통령(오른쪽)이 25일 네덜란드 헤이그에서 열린 한•미•일 정상회담에서 아베 신조 일본 총리(왼쪽)와 악수를 하고 있다. 가운데는 버락 오바마 미국 대통령. (사진: 연합뉴스)

25日にオランダ・ハーグで開かれた韓米日首脳会談で、パク大統領(右)が安倍首相(左)と握手を交わしている。中央はオバマ大統領(写真提供:連合ニュース)


パク大統領は、「韓米日と国際社会が北朝鮮の核不容認の確固たる原則を堅持し、結束して適切に対応していくことが重要だ。北朝鮮の核不容認に対する強力な国際的コンセンサスを基に、北朝鮮の核保有に関する戦略的計画を変更させる必要がある」と述べた。また、「北朝鮮の核開発能力の高度化を抑制し、北朝鮮の核廃棄という共通の目標を達成する上で、非核化の実質的な進展を実現でき、北朝鮮の核開発の高度化が抑制される保障があれば、対話再開に向けた様々な方法を模索することができる。韓米日の連携が中核的な役割を果たさなければならないだけに、韓米日3国の首席代表らが早期に会談し、非核化の実質的な進展を実現するための方法を模索することが望ましい」と強調した。

安倍首相は、「3国首脳が基本的な価値と戦略的利害関係を超え、安全保障に関する様々な協議をすることはとても意味のあることだ。特に、韓日の2国間、韓米日の3国間で北朝鮮問題に対して緊密に連携することは、さらに意味がある」とし、「3国間が緊密に連携することにより、北朝鮮が核やミサイルの問題に対して肯定的に対応し、離散家族問題においても前向きに対応していほしい」と述べた。

パク大統領は、北朝鮮の核問題の解決と朝鮮半島の持続可能な平和定着に向け、北朝鮮が変わるしかない環境づくりをすると同時に、朝鮮半島平和統一の基盤づくりに向けた取り組みも並行して行わなければならないとし、「統一大当たり論」の背景と推進のあり方について説明した。

パク大統領は、「北朝鮮住民との同質性の回復に向け、原則に立脚した人道的支援を推進し、文化や体育などの民間交流と乳幼児といった社会的弱者の苦痛にも継続的に関心を持っていきたい」と述べた。

また、北朝鮮の核問題の解決と変化誘導、朝鮮半島統一という時代的課題の解決のためには、北東アジアの平和と安定が重要で、そうした側面から「アジア太平洋リバランス政策」に代表される米国の役割を評価し、同政策は韓国の北東アジア平和協力構想と同じ脈絡と述べた。

コリアネット ウィ・テックァン記者、ソン・ジエ記者
whan23@korea.kr