ハナ銀行ディーリングルームの様子=25日、ソウル・中区、聯合ニュース
[キル・ギュヨン]
昨年、韓国の純対外金融資産が初めて1兆ドルを突破した。
韓国銀行が27日に発表した「2024国際投資対照表」によると、韓国の昨年の純対外金融資産は、1兆1023億ドルを記録し、前年対比2920億ドル増加した。
純対外金融資産は、対外金融資産から対外金融負債を差し引いた値であり、一国の対外支給能力を示すものだ。2023年を基準に、純対外金融資産が1兆ドルを超えた国は日本、ドイツ、中国、香港、ノルウェー、カナダの6カ国だけだった。
純対外金融資産が大幅に増加した理由は、投資ブームにより国内投資家の海外証券投資が増加した影響によるものだ。
一方、昨年の純対外債権は前年比261億ドル増の3981億ドルだった。
企画財政部は、「短期外債が前年より多少上昇したが、例年に比べて低い水準である」とし、「今後、関係機関の緊密な共助を土台に、対外債務動向の綿密なモニタリングを行う」と述べた。
gilkyuyoung@korea.kr