地方自治制度は1995年6月に全面的に開始されました。1949年に地方自治法が制定されましたが、韓国戦争や4・19革命、5・16軍事クーデターなどの政治的激動期を経て、地方自治法の効力が停止されたり選挙が延期されたりしてきました。地方自治体は広域自治体と基礎自治体に区分されます。
広域自治体はソウル特別市、6つの広域市、8つの道、そして済州(チェジュ)特別自治道まで含めて全部で16ありましたが、2012年7月に行政中心複合都市の世宗(セジョン)特別自治市が新たに発足し、全部で17になりました。基礎自治体の市・郡・区は全部で226あります。
地方自治体の長と議員は住民の直接投票で選出され、任期はどちらも4年となっています。地方自治体の長は3回まで再任が可能ですが、地方議員に再任回数の制限はありません。地方自治制度は地域住民の参加と意思を尊重する、いわゆる「草の根民主主義」の実現という非常に重要な意味を持っています。