オートキャンプ&車中泊
韓国のキャンプ人口は2021年基準で700万人を突破し、キャンプは代表的なレジャーとして定着しました。市場規模も2021年でに6兆3,000億ウォンを記録しました。前年(2020年)の5兆8,000億ウォンに比べ、約8.2%増加しています。
需要急増に合わせキャンプ場も増え、キャンプの楽しみ方も多様になりました。オートキャンプ、グランピング、キャラバン、車中泊、バックパッキングなど、好みによって様々な方法でキャンプを楽しめるようになりました。
都心に位置するキャンプ場も予約競争が激しくなっています。ソウルの蘭芝(ナンジ)キャンプ場とノウルキャンプ場、京畿加平(カピョン)にあるチャラソムオートキャンプ場などが代表的です。最近は水遊び場や水上レジャーなどのアクティビティゾーンを一緒に運営するキャンプ場が増えている傾向にあります。
水上アクティビティ
サーフィンは美しい海を楽しむと同時に、スリルと解放感を満喫できる点が人気を集め、韓国内のサーフィン人口が増えています。韓国のサーフィンの三大名所は、江原道襄陽(ヤンヤン)と釜山、済州島です。サーフィンをする環境が整備されており、初心者から上級者まで多くのサーファーが集まります。
襄陽のサーフィンビーチである竹島(チュクト)海水浴場は、水深が浅く波がサーフィンに適しているため、サーフィンのメッカと呼ばれています。釜山の松亭(ソンジョン)海水浴場、済州島の中文穡達(チュンムンセクタル)海水浴場、忠清南道泰安(テアン)の万里浦(マンリポ)海水浴場も有名です。
カヌーとカヤックはもう少しゆっくりと自然を堪能できるアクティビティです。最近はクリアカヤックを楽しむ人が増えました。船底が透明なカヤックに乗って、水上を巡る体験です。済州島ではほとんどの海でカヤックを体験できます。表善(ピョソン)海水浴場、ハンダム海水浴場、月汀里(ウォルチョンニ)海水浴場、海と河川が交わる場所に位置するスェソカクなどが代表的です。
江原道三陟(サムチョク)に位置する荘湖港(チャンホハン)は珍しい奇岩怪石とエメラルド色の海など、優れた景観から「韓国のナポリ」と呼ばれています。水がきれいで水深が浅いため、クリアカヤックやシュノーケルなどの海洋アクティビティが発達しました。忠清北道堤川(チェチョン)の淸風湖(チョンプンホ)畔などでも、カヌーやカヤックを楽しめます。
シュノーケルやスキューバダイビングのように海の中を探検するアクティビティは依然として高い人気を誇ります。済州島の板浦浦口(パンポポグ)、江原道高城(コソン)の鳳浦(ポンポ)海水浴場、江原道襄陽の南涯(ナメ)海水浴場などが代表的なシュノーケルの名所です。済州島、江陵、釜山、統営(トンヨン)などでは高級海洋スポーツとされるヨットを体験できます。