[イ・ダソム]

昨年、韓国の化粧品の生産量と輸出額が、過去最大を記録した。

食品医薬品安全処は２７日、昨年の韓国国内における化粧品の生産量と輸出・輸入実績を分析した結果、輸出額が前年比２０．３％増の１０２億ドルを達成したと発表した。

世界化粧品輸出市場のランキングも前年比１ランク上昇し、世界３位を記録した。１位はフランス（２３２億５８２３万ドル）、２位は米国（１１１億９８５８万ドル）だった。２０２３年には１６５カ国だった輸出国も、昨年には１７２カ国に増加した。

昨年、国内化粧品における国別の輸出額は、中国（２４億９０００万ドル）が最も多かった。 しかし、スキンケア製品における輸出の減少により、中国への輸出の割合は毎年、減少傾向にある。２位から５位は、米国（１９億ドル）、日本（１０億４０００万ドル）、香港（５億８０００万ドル）、ベトナム（５億３０００万ドル）の順だった。

中国を除いたアジア諸国、北米、欧州などでは、輸出が増加していることが分かった。

スキンケアとコスメにおける輸出の増加に伴い、新しい市場であるアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、インドネシア、ポーランドへの輸出額もそれぞれ前年比９１％、６９％、１６１．９％増を記録した。

昨年、韓国国内での化粧品生産額も前年比２０．９％増の１７兆５４２６億ウォンを達成し、過去最高を更新した。スキンケアとコスメにおける輸出の増加が、生産の増加をけん引したものと分析される。

一方、食品医薬品安全処は毎年９月７日を「化粧品の日」に指定し、世界における韓国化粧品の地位を確立する計画だ

食品医薬品安全処は「消費者が安心して品質の良い化粧品を使えるように尽力する」とし、「韓国の優れた化粧品が、世界市場に進出できるよう積極的に支援する」と述べた。

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